2022年の音楽シーンに彗星の如く現れ、今や世界中のチャートを席巻している7人組のガールズグループ「XG(エックスジー)」。全員が日本人でありながら、その音楽、パフォーマンス、そして存在感は、既存のJ-POPやK-POPの枠には収まらない、まさに「規格外」という言葉がふさわしいグループです。
「XGって名前は聞くけど、一体何がすごいの?」「メンバーはどんな子たち?」
そんな疑問を持つあなたのために、今回はXGのメンバー一人ひとりの紹介から、彼女たちが世界を魅了する理由、そしてこれまでの歩みまで徹底的に解説します。この記事を読み終える頃には、あなたもきっと彼女たちのファン「ALPHAZ(アルファズ)」の一員になりたくなるはずです。
XGとは? – 基本情報の紹介
まず、XGの基本情報から押さえておきましょう。
- グループ名: XG (エックスジー)
- グループ名の由来: 「Xtraordinary Girls(規格外の女の子たち)」
- デビュー日: 2022年3月18日
- 所属事務所: XGALX (エックスギャラックス)
- ファンネーム: ALPHAZ (アルファズ)
XGは、総括プロデューサーであるJAKOPS(ジェイコブス)氏が率いるグローバルエンタテインメントプロダクション「XGALX」からデビューしました。「常識にとらわれない自分たちだけの音楽とパフォーマンスで、世界中の人々をエンパワーメントする」という強い意志が、彼女たちの活動の根幹にあります。その音楽性は、特定の国やジャンルに縛られない**「X-POP」**という新たな概念を提唱しています。
個性と才能が爆発!XGメンバー7名を徹底紹介
XGの最大の魅力の一つは、異なる個性と卓越したスキルを持つ7人のメンバーです。年齢順に紹介します。
1. JURIN (ジュリン) – 頼れるカリスマリーダー
- 本名: 浅谷 珠琳 (あさや じゅりん)
- 生年月日: 2002年6月19日
- 出身地: 神奈川県
- ポジション: リーダー、ラッパー
元プロスノーボーダーであり、ファッションモデルの経歴も持つ異色のリーダー。安定感抜群の低音ラップと、ステージ上で放たれる圧倒的なカリスマ性でグループを牽引します。彼女のクールな眼差しと力強いパフォーマンスは、XGの「BOLD(大胆)」なイメージを象徴しています。
2. CHISA (チサ) – 心を揺さぶるパワフルボーカル
- 本名: 近藤 千彩 (こんどう ちさ)
- 生年月日: 2002年1月17日
- 出身地: 大阪府
- ポジション: メインボーカル
グループ最年長で、その歌声はXGの音楽の核となっています。伸びやかでパワフル、かつ繊細な感情表現も巧みなボーカルスキルは、オーディション番組での経験を経て磨かれました。彼女の歌声は、聴く者の心を一瞬で掴んで離しません。
3. HINATA (ヒナタ) – 舞い踊るビューティープリンセス
- 本名: 宗馬 日向 (そうま ひなた)
- 生年月日: 2002年6月11日
- 出身地: 愛知県
- ポジション: ダンサー、ボーカル
「プリンセス」と称されるほどの美しいビジュアルと、バレエ経験に裏打ちされたしなやかで優雅なダンスが魅力。楽曲の世界観を体現する彼女の表現力豊かなダンスは、XGのパフォーマンスに華やかさと深みを与えています。
4. HARVEY (ハーヴィー) – 唯一無二のミステリアスラッパー
- 本名: ハーヴィー 瑛美 (はーヴぃー えいみ)
- 生年月日: 2002年12月18日
- 出身地: 東京都
- ポジション: ラッパー、ボーカル
オーストラリア人の父と日本人の母を持つハーフで、ミステリアスな雰囲気が特徴。一度聴いたら忘れられないユニークなフロウと中毒性のある声質で、楽曲にスパイスを加える唯一無二の存在です。モデルとしても活動していた抜群のスタイルも目を引きます。
5. JURIA (ジュリア) – 天使の歌声を持つメインボーカル
- 本名: 上田 純利亜 (うえだ じゅりあ)
- 生年月日: 2004年11月28日
- 出身地: 大阪府
- ポジション: メインボーカル
CHISAと共にボーカルラインを支えるもう一人の実力者。元アイドルとしての経歴を持ち、その歌声は「天使の歌声」と評されるほど透明感に溢れています。R&B調の楽曲では、彼女の甘くソウルフルな歌声が際立ちます。
6. MAYA (マヤ) – 表現力で魅せるパワフルダンサー
- 本名: 河地 摩耶 (かわち まや)
- 生年月日: 2005年8月10日
- 出身地: 東京都
- ポジション: ダンサー、ラッパー、ボーカル
幼い頃からダンスを学び、そのパワフルでキレのあるパフォーマンスは見る者を圧倒します。表情管理も巧みで、楽曲ごとに全く違う顔を見せる表現力の高さは圧巻。堪能な英語力を活かし、海外メディアのインタビューでも堂々と受け答えする姿が印象的です。
7. COCONA (ココナ) – 天才肌のオールラウンダー
- 本名: 秋山 心響 (あきやま ここな)
- 生年月日: 2005年12月6日
- 出身地: 東京都
- ポジション: ラッパー、ボーカル
グループ最年少ながら、そのパフォーマンスはベテランのような風格さえ感じさせます。特にラップスキルは非常に高く、複雑なリリックも高速で乗りこなす姿は圧巻の一言。2024年リリースの「WOKE UP」では、その才能を遺憾なく発揮し、世界中のリスナーに衝撃を与えました。
XGはなぜ世界を魅了するのか?3つの大きな魅力
メンバーの個性もさることながら、XGがこれほどまでにグローバルな支持を集めるのには明確な理由があります。
1. 全員日本人、全編英語詞。「X-POP」というグローバル戦略
XGの楽曲は、そのほとんどが全編英語詞で歌われています。これは、当初からアジア市場だけでなく、欧米の音楽市場を明確にターゲットにしていることの表れです。メンバーは5年以上のトレーニング期間で、歌やダンスだけでなく、英語と韓国語も習得。この言語能力が、国境を越えたコミュニケーションを可能にし、世界中のファンとの距離を縮めています。プロデューサーのJAKOPS氏は、このスタイルをJ-POPでもK-POPでもない「X-POP」と定義し、新たなカルチャーを創造しようとしています。
2. 異次元のパフォーマンススキルと完璧なシンクロ率
XGのパフォーマンスを語る上で欠かせないのが、一糸乱れぬ「カル群舞(칼군무)」。7人の動きが寸分の狂いもなくシンクロするダンスは、まさに芸術の域です。リーダーのJURINが「メトロノームを使って練習した」と語るように、その完成度は血の滲むような努力の賜物。ラップ、ボーカル、ダンスのいずれにおいてもメンバー全員が極めて高いスキルを持ち、誰がセンターに立っても遜色ない「全員がエース」のグループなのです。
3. 緻密に計算されたクリエイティブと世界観
楽曲だけでなく、ミュージックビデオ、ファッション、SNSコンテンツに至るまで、XGのクリエイティブは一貫した美学と世界観で貫かれています。宇宙や未来を彷彿とさせる壮大なMV、メンバーの個性を最大限に引き出す大胆なスタイリングは、まさに「Xtraordinary」。ステージ上でのクールで力強い姿と、YouTubeのドキュメンタリーシリーズ「XTRA XTRA」で見せる等身大で仲睦まじい姿とのギャップも、ファンを惹きつけてやまない魅力の一つです。
デビューから世界へ。XGの軌跡と代表曲
軌跡
- 2022年3月:デビュー
- デビュー曲「Tippy Toes」で韓国デビュー。純粋なヒップホップスタイルの英語曲で、K-POPの慣例を打破。MVの未来的なビジュアルとパフォーマンスが話題に。
- 同年、「MASCARA」をリリース。力強いメッセージとキャッチーなサウンドで注目を集める。
- 2023年:国際的ブレイク
- シングル「SHOOTING STAR」と「LEFT RIGHT」をリリース。両曲はアメリカやブラジルで高い人気を記録し、海外での再生ランキングで上位にランクイン。
- 「XG TAPE #2 GALZ XYPHER」では、メンバー4人(ジュリン、チサ、ジュリア、ココ)がラップサイファーを披露し、ヒップホップルーツを強調。
- 2024年:さらなる飛躍
- ミニアルバム『NEW DNA』をリリース。コンセプトの深化と洗練されたパフォーマンスで評価される。
- 初のワールドツアーをアジアとアメリカで開催。Coachella出演も決定し、世界的認知度が急上昇。
- 「WOKE UP」をリリース。強烈なビートとビジュアルで、XGの進化を示す。
- 2025年:グローバルでの地位確立
- 「IS THIS LOVE」など、感情的な深みを加えた楽曲をリリース。過去のメンバーの影響やXGALXの愛が込められた作品として話題に。
- データ分析によると、YOASOBIや米津玄師らと比較してもグローバルでの再生数が際立つ。
代表曲
- Tippy Toes (2022)
- デビュー曲。ヒップホップベースの英語曲で、XGの“Y3K”スタイルを確立。クールなビートとダンスが特徴。
- MASCARA (2022)
- 自信とエンパワーメントをテーマにした楽曲。キャッチーなフ lively コーラスと力強いパフォーマンスで人気。
- SHOOTING STAR (2023)
- 海外で高評価。ブラジルで国内アーティスト楽曲2位を記録。ポップとエレクトロの融合が魅力。
- LEFT RIGHT (2023)
- アメリカで国内楽曲3位を獲得。流れるようなメロディとシンクロしたダンスが話題。
- WOKE UP (2024)
- 攻撃的なビートとビジュアルで、XGの新たな一面を示す。Y3Kスタイルの進化形。
- IS THIS LOVE (2025)
- 感情的な歌詞とメロディで、過去のメンバーへのリスペクトを表現。ファンに深い印象を与えた。
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まとめ:XGが切り拓く、新たなガールズグループの未来
メンバー全員が持つ高い志と圧倒的な実力、そして国境やジャンルという壁を軽々と超えていく独自のスタイル。XGは、まさに「Xtraordinary Girls」の名を体現し、ガールズグループの新たなスタンダードを世界に提示しています。
彼女たちの旅はまだ始まったばかり。これからどんな音楽で、どんなパフォーマンスで私たちを驚かせてくれるのか。予測不能な彼女たちの未来から、一瞬たりとも目が離せません。まずはYouTubeで彼女たちのMVを一本見てみてください。きっと、その唯一無二の魅力の虜になるはずです。
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