日本のポップカルチャーを牽引するアソビシステムが2022年に立ち上げたアイドルプロジェクト「KAWAII LAB.(カワイイラボ)」は、「原宿から世界へ」をコンセプトに、従来のアイドル像を再定義し、グローバルな舞台で活躍するアイドルを輩出することを目指しています。このプロジェクトは、個性豊かなグループと独自のクリエイティブアプローチで、Z世代を中心に圧倒的な支持を集めています。本記事では、KAWAII LAB.の概要、所属グループの魅力、成功の背景、そして今後の展望について詳しく紹介します。
KAWAII LAB.とは?
KAWAII LAB.は、アソビシステムが手掛けるアイドルプロジェクトで、2022年2月14日に発足しました。総合プロデューサーを務めるのは、モデルでありタレント、そして元アイドルグループ「むすびズム」のリーダーである木村ミサです。木村は、長年のアイドル文化への愛と自身の経験を活かし、KAWAII LAB.を新たなアイドル文化の発信源として育て上げています。プロジェクトのスローガン「原宿から世界へ」は、多様なカルチャーが交錯する原宿を拠点に、日本独自の「KAWAII」を世界に広めるという強い意志を表しています。
このプロジェクトは、単なるアイドルグループの育成にとどまらず、音楽、ファッション、SNSを通じたクリエイティブな表現を通じて、ジェンダーや国境を越えた普遍的な魅力を発信することを目指しています。所属グループには、FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE、SWEET STEADY、CUTIE STREETがあり、さらに次世代のアイドル候補生「KAWAII LAB. MATES」が活動しています。2025年現在、KAWAII LAB.は日本国内外で注目を集め、アイドル業界に新たな風を吹き込んでいます。
所属グループの魅力
KAWAII LAB.の強みは、個性豊かな4つのアイドルグループと、未来のスターを目指すKAWAII LAB. MATESにあります。それぞれのグループが独自のコンセプトと音楽性を持ち、ファン層を拡大しています。
1. FRUITS ZIPPER

2022年4月にデビューしたFRUITS ZIPPERは、KAWAII LAB.の旗艦グループとも言える存在です。グループ名の「FRUITS」は「実を結ぶ」、「ZIPPER」は「元気を与える」という意味を持ち、原宿から「NEW KAWAII」を発信することを目指しています。メンバー7人(月足天音、鎮西寿々歌、櫻井優衣、仲川瑠夏、真中まな、松本かれん、早瀬ノエル)は、それぞれ異なる個性を持ちながら、圧倒的なビジュアルとパワフルなパフォーマンスで注目を集めています。
特に、2022年4月に配信リリースされた「わたしの一番かわいいところ」は、TikTokで約28億回再生を記録し、Z世代を中心に爆発的な人気を博しました。この楽曲は、自己肯定感をテーマにした明るいメッセージとキャッチーなメロディが特徴で、2023年9月のCDシングルリリースではオリコン週間シングルランキング4位、Billboard JAPAN Top Singles Salesで3位を獲得。さらに、2023年12月には日本レコード大賞の最優秀新人賞を受賞し、その勢いは止まりません。2025年5月には日本武道館での2DAYSライブを成功させ、名実ともにトップアイドルグループとしての地位を確立しています。
2. CANDY TUNE

2023年3月にデビューしたCANDY TUNEは、7人組(村川緋杏、桐原美月、福山梨乃、小川奈々子、南なつ、宮野静、立花琴未)で構成されるグループです。グループ名には、さまざまな「CANDY」のように個性豊かなメンバーが集まり、ポップな「TUNE(旋律)」を奏でるという想いが込められています。デビュー前から徹底的に磨かれたダンスと歌唱力が高く評価され、「完成度が高い」との声が上がっています。
代表曲「キス・ミー・パティシエ」は、キュートな魅力が詰まった楽曲で、2024年8月にリリースされた1stシングルCDは話題に。また、「TUNE MY WAY」はクールで力強い世界観を表現し、グループの幅広い表現力を示しています。SNSを活用したプロモーションも得意で、メンバー個々の発信力も強いため、Z世代の心を掴むセンスが光ります。2025年には東名阪ツアーを成功させ、さらなる飛躍が期待されています。
3. SWEET STEADY

2024年3月にデビューしたSWEET STEADYは、KAWAII LAB. MATESから選抜された8人(詳細なメンバー情報は割愛しますが、全員が trainee 出身)で構成されるグループです。「SWEET」な魅力と「STEADY」な成長をコンセプトに、親しみやすいパフォーマンスでファンを魅了しています。デビューシングル「Hajimari no Aizu」は、フレッシュで希望に満ちた楽曲で、ファンの心を掴みました。
デビューわずか3ヶ月でEX THEATER ROPPONGIでの1stワンマンライブを成功させるなど、急速に注目を集めています。グループの特徴は、ファンとの距離感の近さ。SNSや特典会を通じて、ファンと積極的にコミュニケーションを取る姿勢が支持されています。
4. CUTIE STREET

2024年8月にデビューした最新グループCUTIE STREETは、「KAWAII MAKER」をコンセプトに、8人(古澤里紗、佐野愛花、板倉可奈、増田彩乃、川本笑瑠、梅田みゆ、真鍋凪咲、桜庭遥花)で活動しています。デビュー曲「かわいいだけじゃだめですか?」は、TikTokで50億回再生を突破し、従来の「かわいい」という概念に挑戦するメッセージ性が話題に。年齢や経歴が異なるメンバーが集まり、自由な自己表現を重視したパフォーマンスで、女性ファンやLGBTQ+コミュニティからも支持を集めています。2024年9月には公式ファンクラブがオープンし、ブログや限定コンテンツでファンとの繋がりを深めています。
5. KAWAII LAB. MATES

KAWAII LAB. MATESは、アイドルデビューを目指す次世代メンバーの総称で、2023年11月に15名が加入しました。2024年には新メンバーとして鈴木花梨と山本るしあが加わり、さらに2025年7月には九州エリアを中心に活動する「KAWAII LAB. SOUTH」がお披露目されました(メンバー:有村心晴、門倉彩花、松田奈々、森野めね)。彼らは単独公演や特典会を通じてスキルを磨き、SWEET STEADYやCUTIE STREETのメンバー選抜の基盤となっています。公式YouTubeでは成長ドキュメンタリーが配信され、ファンが彼らの努力を身近に感じられる仕組みが整っています。
KAWAII LAB.の成功の秘訣
KAWAII LAB.が短期間で大きな成功を収めた背景には、いくつかの要因があります。
1. SNS戦略とバズるコンテンツ
KAWAII LAB.は、TikTokやYouTubeを活用したSNS戦略に長けています。特にFRUITS ZIPPERの「わたしの一番かわいいところ」やCUTIE STREETの「かわいいだけじゃだめですか?」は、TikTokでのバイラルヒットを通じて世界的な注目を集めました。これらの楽曲は、キャッチーなメロディとポジティブなメッセージが特徴で、Z世代の共感を呼びます。グループごとの個性を活かしたコンテンツ発信や、メンバー個々のSNSアカウントでの積極的な発信も、ファンとの繋がりを強化しています。
2. 個性を全肯定する姿勢
従来のアイドル文化では「センター固定」のスタイルが一般的でしたが、KAWAII LAB.は全員が主役になれることを重視しています。メンバーの個性や欠点を「かわいい」と全肯定する姿勢は、ファンに自己肯定感を与え、多様な層から支持を集めています。このアプローチは、特にジェンダーや国境を越えた普遍的な魅力を生み出し、LGBTQ+コミュニティやファッション愛好者からも愛されています。
3. 木村ミサのプロデュース力
総合プロデューサーの木村ミサは、自身のアイドル経験とモデル・タレントとしての知見を活かし、グループのコンセプト設計や楽曲選定に深く関わっています。彼女の「アイドル文化を世界に」というビジョンは、グループのブランディングやパフォーマンスに一貫性をもたらし、プロジェクト全体の方向性を明確にしています。
4. ファンとの近さ
KAWAII LAB.は、ファンクラブや特典会、コラボカフェなどの施策を通じて、ファンとの距離を縮める努力を続けています。2024年11月から12月にかけて開催された「KAWAII LAB.スペシャルコラボカフェ」や、定期的な「KAWAII LAB. SESSION」ライブイベントは、ファンが直接グループと触れ合える機会を提供しています。また、公式BeRealアカウントの開設など、最新のSNSトレンドを取り入れる柔軟性も魅力です。
近年の活動と注目ポイント
2025年は、KAWAII LAB.にとって飛躍の年となりました。以下は、最近の主な活動と注目ポイントです。
1. 3周年記念ライブ
2025年2月22日、Kアリーナ横浜で開催された「KAWAII LAB. 3rd Anniversary Special LIVE 〜わたし“たち”の一番かわいいところ〜」は、総勢38名のメンバーが集結し、約2万人のファンを動員しました。FRUITS ZIPPERの「わたしの一番かわいいところ」を全員で披露するなど、プロジェクトの団結力を示すイベントとなりました。このライブでは、KAWAII LAB. MATESの新メンバー発表や、2025年7月の「KAWAII LAB. SESSION vol.15 in 幕張 SUMMER」の開催告知も行われ、今後の展開への期待が高まりました。
2. 新番組「KAWAII LAB.の超KAWAIIへの道」
024年11月5日より、テレビ朝日公式YouTubeチャンネルで配信開始された「KAWAII LAB.の超KAWAIIへの道」は、所属グループが一堂に会する新感覚のアイドル番組です。グループの垣根を越えた企画やガールズトークを通じて、メンバーの魅力を深掘りしています。毎週火曜18時の配信で、ファンからの反響も大きいです。
3. オーディションと新グループ
KAWAII LAB.は、定期的にオーディションを開催し、新たな才能を発掘しています。2025年7月時点で「KAWAII LAB. AUDITION 2025」が進行中であり、2次締切が7月31日までと告知されています。また、九州エリアを拠点とする「KAWAII LAB. SOUTH」のお披露目も行われ、地域展開の新たな試みが始まっています。これにより、プロジェクトの規模はさらに拡大し、多様な才能が集まる場となっています。
4. 楽曲のヒットと受賞
FRUITS ZIPPERの「KawaiiってMagic」が2025年5月にオリコン週間シングルランキングとBillboard JAPAN Hot 100で1位を獲得し、CANDY TUNEの「倍倍FIGHT!」もTikTok音楽チャートで10週連続1位を記録するなど、楽曲のヒットが続いています。これらの成功は、KAWAII LAB.の音楽的クオリティの高さを証明しています。
今後の展望
KAWAII LAB.は、「原宿から世界へ」というコンセプトをさらに進化させ、グローバルなアイドル文化の構築を目指しています。2025年7月の「KAWAII LAB. SESSION vol.15 in 幕張 SUMMER」を皮切りに、さらなる大型イベントや海外進出が期待されます。また、KAWAII LAB. MATESからの新グループ結成や、既存グループの新曲リリースも予定されており、プロジェクトの勢いは増すばかりです。
特に、SNSを活用したグローバルなファン層の拡大は、今後の成長の鍵となるでしょう。TikTokやYouTubeでのバイラルヒットを背景に、英語圏やアジア圏での認知度向上が進んでいます。さらに、ファッションやカルチャーとのコラボレーションを通じて、KAWAII LAB.はアイドルを超えた文化発信のプラットフォームとして進化し続けるでしょう。
結論
KAWAII LAB.は、単なるアイドルプロジェクトを超え、現代のポップカルチャーを再定義する存在です。FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE、SWEET STEADY、CUTIE STREET、そしてKAWAII LAB. MATESが織りなす多様な魅力は、Z世代から大人世代まで幅広い層に響いています。木村ミサのプロデュース力、SNS戦略、ファンとの近さ、そして「KAWAII」を全肯定する姿勢が、プロジェクトの成功を支えています。
2025年、KAWAII LAB.は3周年を迎え、さらなる飛躍を遂げています。原宿から世界へ、日本のアイドル文化を新たなステージに押し上げる彼らの挑戦は、これからも目が離せません。ファンとして、または新たなカルチャーの探求者として、KAWAII LAB.の「超KAWAII」な世界にぜひ飛び込んでみてください。





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