韓国映画『ハロー!?ゴースト』は最後の最後で心を打たれる感動作

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今回はAmazon Prime Videoで鑑賞した韓国映画『ハロー!?ゴースト』の紹介です。

『ハロー!?ゴースト』は、2010年に公開されたコメディ映画で、チャ・テヒョンが主演を務め、カン・イェウォン、イ・ムンス、コ・チャンソクらが共演しています。

▼Amazon Primeで観る


ハロー!?ゴースト(字幕版)

チャ・テヒョンで印象に残っているのは2001年公開のチョン・ジヒョンとの共演作品『猟奇的な彼女』です。暴力的なヒロインを彼女にしたひ弱な大学生を演じた彼は本当にはまり役でした。『ハロー!?ゴースト』でも生きる意欲を失った気弱な青年を好演しています。

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『ハロー!?ゴースト』あらすじ

ではあらすじの紹介から。

サンマン(チャ・テヒョン)は、人生に絶望して何度も自殺を試みる青年ですが、どういうわけかいつも助かってしまいます。ある日、投身自殺を図った後に病院で目を覚ますと、4人の幽霊に取り憑かれていることに気づきます。彼らは、ヘビースモーカーのおじさん(コ・チャンソク)、泣き虫のおばさん(チャン・ヨンナム)、エロじじい(イ・ムンス)、食いしん坊の子供(チョン・ボグン)という個性的な面々です。サンマンは、彼らを成仏させるために幽霊たちの願いを叶えることになりますが、その過程で色々な騒動に巻き込まれます。そんな中、サンマンは看護師のヨンス(カン・イェウォン)と出会い、恋に落ちます。しかし、幽霊たちの願いが次々と叶っていくにつれて、サンマンの過去に隠された秘密が明らかになっていきます。

『ハロー!?ゴースト』みどころ

本作のみどころは、チャ・テヒョンのコミカルな演技と、幽霊たちとのドタバタや感動のシーンです。幽霊たちはそれぞれ個性的で、ヘビースモーカー、泣き虫、エロじじい、食いしん坊というキャラクターです。サンマンは彼らの体を借りて様々なことをしますが、その結果は予想外のものばかりです。また、サンマンは看護師のヨンスと恋に落ちますが、幽霊たちの介入で波乱が起こります。

この映画は笑いと涙のバランスが絶妙で、最後には驚きの展開が待っています。サンマンと幽霊たちの関係には深い理由があり、それが明らかになるときには感動せずにはいられません。韓国映画らしいハートウォーミングな作品です。

ここから最後の驚きの展開のネタバレとなります。

ラストで明かされる4人の幽霊の正体

ラスト近く、サンマンはヨンスに幽霊の泣き虫のおばさんから教わったキンパ(韓国風海苔巻き)を振舞います。そのときキンパの具のセリが幼い頃よく母が作ってくれたキンパと同じレシピだったことを思い出します。

そして、ヘビースモーカーのおじさんがお父さんであり、エロじじいがおじいさん、食いしん坊のガキがお兄さん、そして泣き虫のおばさんがお母さんだったことに気が付くのです。

彼は幼い頃、家族旅行の交通事故で父母兄祖父を失い、自分だけ助かり記憶を失っていたのでした。

4人は生きる希望を失っていたサンマンを見かねて、幽霊となって彼の前に現れたのです。

ラスト近くまでのドタバタコメディの展開から、幽霊の正体が明かされるラストの意表を突くストーリー展開に心を打たれてしまいます。

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