Netflixの魅力はオリジナル作品が充実していることです。
ドラマだけではなく、劇場公開作品並みの本格的な映画作品も制作されています。
Netflixを鑑賞し始めた頃、まず最初に鑑賞した作品が『オールド・ガード』(原題:The Old Guard)です。
2020年7月10日に配信開始された作品で、配信3日後の7月13日時点で人気TOP10入りを果たしました。
シャーリーズ・セロンが主役アンディを演じる
シャーリーズ・セロンが主役であるアンディことアンドロマケ・オブ・スキタイを演じ、激しくかつ可憐なアクションを披露しています。
シャーリーズ・セロンは実在した元娼婦の連続殺人犯をその美貌を捨て去って演じた『モンスター』でアカデミー主演女優賞を受賞。容姿に頼らない演技力を評価されました。
初のSF作品主演作『イーオン・フラックス』でアクション女優としての新境地にトライするも興行的にいまいちだったのか、その後は『スノーホワイト』『プロメテウス』で美貌の悪役を演じ、悪役路線へ進むのかと思いました。
ちなみに僕は『イーオン・フラックス』で、彼女を知り、ファンになっています。
しかし、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』で演じたフュリオサ大隊長でアクション女優として知名度を上げ、2017年には自ら製作陣にも加わった主演作『アトミック・ブロンド』でアクション女優としての地位を確立しました。
本作『オールド・ガード』もセロンが自ら製作陣に加わっています。
オールド・ガードとは?
本作のタイトルにもなっているオールド・ガードとは、何世紀も前の昔から、歴史の影で暗躍し、人類を守り続けてきた特殊部隊のこと。
死ぬことがない不死身の身体を持ち、現代まで生き延びてきた超人たちです。しかし、永遠に不死身が続くかと言えば、そういうことはなく、ある日突然、不死身から解放され、通常の人間に戻ることもあります。それはいつか?本人にもわかりません。本作のヒーローがそういう危うい存在であることで、ワンパターンに陥ることがないように設定されています。
シャリーズ・セロン演じるアンディ こと アンドロマケ・オブ・スキタイを中心に、マティアス・スーナールツ演じるブッカーことセバスチャン・ル・リブレ、マーワン・ケンザリ演じるジョーことユスフ・アル = ケイサニ 、ルカ・マリネッリ演じるニッキーことニコロ・ディ・ジェノヴァ、本作で新たにオールド・ガードのメンバーに加わることになるキキ・レイン演じるナイル・フリーマン、以上5人のメンバーが、彼らの不死の能力を複製して金儲けを企むIT企業と戦います。
マーワン・ケンザリは実写版『アラジン』で悪役ジャファーを演じていた俳優さんだよ。
悪役IT企業CEOを演じているのはハリポタシリーズのハリー・メリング
本作の悪役としてIT企業CEOのメリックを演じているのは『ハリー・ポッター』シリーズでハリーの従兄・ダドリー・ダーズリーを演じたハリー・メリング。ハリポタの時のぽっちゃり体形からスリムになって、かなりイメージが違っています。
他にも『それでも夜は明ける』でアカデミー主演男優賞にノミネートされたキウェテル・イジョフォーも重要な役どころで出演しています。
SFではあるがCG頼みではないアクション作品
本作はSFヒーロー物作品ですが、最近のSF作品で主流になっている派手なCGは多様せず、あくまで役者の身体を使ったアクションで見せ場を作っています。
特に主演であるシャリーズ・セロンのアクションが秀逸で、過去作品から磨き上げてきたアクションが本作ではさらにパワーアップしています。
原作はアメリカンコミックライター・グレッグ・ルッカ
原作はアメリカンコミックライターおよび小説家のグレック・ルッカ。
作品は本作以外に『スーパーマン』『ワンダーウーマン』『ウルヴァリン』など。
続編にも期待
ネタばれになってしまいますが、かつてアンディの相棒であり、魔女狩りで海に沈められたはずのべロニカ・グウ演じるクインがラストで登場。続編を匂わせるシーンのため、たぶん続編が想定されているものと思います。期待したいです。
Twitterに続編撮影風景が投稿される
2022年6月22日、シャーリーズ・セロン公式アカウントからオールド・ガード2』の撮影現場の画像が投稿されました。
セロンを含め、共演者たちの和む姿が写し出されています。
Let’s go to work. #TheOldGuard2 @OldGuardMovie@NetflixFilm pic.twitter.com/6Byzdu8gkQ
— Charlize Theron (@CharlizeAfrica) June 22, 2022
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