今回は、ジョニー・デップが主演を務めたコメディドラマ『グッバイ、リチャード!』について紹介したいと思います。この映画は、余命180日の大学教授が残された時間を自分らしく生きる姿を描いた作品です。
では、あらすじと見どころを見ていきましょう。
『グッバイ、リチャード!』あらすじ
リチャード・ブラウン(ジョニー・デップ)は英文学の大学教授で、美しい妻ヴェロニカ(ローズマリー・デウィット)と娘オリヴィア(オデッサ・ヤング)と幸せに暮らしていました。しかし、ある日医者からステージ4の肺がんで余命半年と宣告されます。さらに妻から不倫を告白され、娘からレズビアンであることをカミングアウトされます。
ショックを受けたリチャードは自暴自棄になり、治療を拒否して残りの人生を自分のために謳歌することを決意します。教壇に立つ彼はルールや常識に縛られない言動で学生たちを挑発し、酒やドラッグでハメを外し、セックスも楽しみます。その一方で、彼に惹かれる女子学生クレア(ゾーイ・ドゥイッチ)やゲイの男子学生ダニー(デヴォン・テレル)などとも交流を深めていきます。
リチャードは最初こそ死への恐怖や後悔に苛まれていましたが、自分らしく生きることで人生の愛おしさや喜びを見出していきます。そして家族や友人への感謝や愛情も伝えていくようになります。しかし、彼が余命宣告を受けたことは誰にも話せずに秘密にしていました。
果たしてリチャードはどんな結末を迎えるのでしょうか?この映画では笑って泣ける感動的なストーリーが展開されます。
『グッバイ、リチャード!』見どころ
この映画の最大の見どころはやはりジョニー・デップの演技です。
彼はこれまで奇抜なキャラクターばかり演じてきましたが、今回は普通の男性でありながらも独特のユーモアとペーソスを持ったリチャードという役柄に挑戦しています。
余命宣告後に自暴自棄になったり、酒やドラッグでヘロヘロになったり、学生や同僚とトラブルに巻き込まれたりするシーンでは、彼のコメディセンスが光ります。一方で、家族や友人と向き合うシーンでは、彼の感情表現力が際立ちます。特に最後のシーンでは涙腺崩壊必至です。
また、この映画は人生や死について考えさせられる作品でもあります。リチャードは余命宣告後に自分本位で生きるようになりますが、それは本当に幸せなことなのでしょうか?彼が選んだ道は正しい道なのでしょうか?彼が残したものは何だったのでしょうか?そんな問いかけが観客の心に残る作品です。
『グッバイ、リチャード!』を鑑賞できるVODは?
2023年3月23日時点で『グッバイ、リチャード!』はAmazon Prime Video、Netflix、dTV、U-NEXT、Huluで見放題鑑賞できます。
▼Amazon Primeで観る

グッバイ、リチャード!(字幕版)
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