こんにちは、ホラー映画と吸血鬼ものが大好きなみなさん!今回は、2024年に公開されたアメリカ映画「アビゲイル」(原題:Abigail)、3月31日からAmazon Prime Videoで見放題配信されました。本作を徹底レビューしつつ、最近の吸血鬼映画の中から特におすすめの作品をピックアップしてご紹介します。吸血鬼映画って、古典的な恐怖からコメディ、アクションまで幅広い魅力があるジャンルですよね。「アビゲイル」はその中でも異色作として話題を呼んでいます。さあ、一緒に血まみれの楽しさを味わいましょう!
「アビゲイル」レビュー:踊る吸血鬼と誘拐犯の血みどろバトル
基本情報とあらすじ
「アビゲイル」は、2024年4月にアメリカで公開され、日本では同年9月13日から劇場公開されたホラー・コメディ映画です。監督はマット・ベティネッリ=オルピンとタイラー・ジレットのコンビで、彼らは「スクリーム」シリーズのリブートや「レディ・オア・ノット」でおなじみのホラー界の注目株。主演はメリッサ・バレラ、ダン・スティーヴンス、そしてタイトルロールのアビゲイルを演じるアリーシャ・ウィアーです。
物語はシンプルかつぶっ飛んでいます。6人の犯罪者グループが、大富豪の娘である12歳のバレリーナ、アビゲイルを誘拐し、5000万ドルの身代金を狙います。計画は順調に進み、後は郊外の古びた屋敷で一晩彼女を監視するだけ。ところが、この少女、ただの金持ちの娘じゃないんです。実は古代から生き続ける吸血鬼で、しかもバレエを踊りながら獲物を狩るという超個性的なキャラクター。監禁したはずの誘拐犯たちが逆に屋敷に閉じ込められ、次々とアビゲイルに襲われていく…というサバイバル・スリラーが幕を開けます。
見どころ①:怖さと笑いの絶妙なバランス
「アビゲイル」の最大の魅力は、ホラーとコメディの融合です。監督コンビの過去作「レディ・オア・ノット」でも見られたように、彼らは血みどろのバイオレンスとユーモアを混ぜるのが本当に上手。冒頭はサスペンスフルな誘拐劇として始まり、観客を「どうなるんだろう?」と引き込みます。でも、アビゲイルが吸血鬼だとバレた瞬間から、トーンがガラッと変わるんです。血しぶきが飛び散り、体が爆発するグロテスクなシーンが連発する一方で、誘拐犯たちの慌てふためく姿や、アビゲイルの挑発的な態度が笑いを誘います。
特にアビゲイルを演じるアリーシャ・ウィアーの存在感がすごい。彼女は「マチルダ・ザ・ミュージカル」で愛らしい少女を演じていましたが、本作では一転して恐ろしくもチャーミングな吸血鬼に変身。バレエの優雅な動きで敵を翻弄しつつ、血まみれの笑顔で「次はお前が死ぬ番だよ」と煽る姿は、まさに“怖キュート”の極み。ホラー版「ホーム・アローン」なんて例えもありますが、確かにそんな雰囲気もありますね。悪い大人たちが小さな女の子にボコボコにされる展開は、スカッとするやら笑えるやらでクセになります。
見どころ②:個性豊かなキャラクターたち
誘拐犯グループの6人も、それぞれキャラが立っていて見ていて飽きません。リーダーのフランク(ダン・スティーヴンス)は元刑事で冷酷、ジョーイ(メリッサ・バレラ)は元軍人で母親としての優しさを持つ医師、ピーター(ケヴィン・デュランド)は巨漢だけど小心者、サミー(キャスリン・ニュートン)はハッカー、リックルズ(ウィル・キャトレット)はスナイパー、ディーン(アンガス・クラウド)はドライバーと、それぞれにバックストーリーが垣間見えます。特にジョーイとアビゲイルの関係性が物語の後半で深まるのが感動的で、単なる殺し合いじゃない人間ドラマも楽しめました。
ただ、序盤でディーンとリックルズがあっさり死んでしまうのはちょっと残念。もっと彼らの活躍が見たかったな、というのが正直なところです。でも、その分、後半のフランクとサミーのヴァンパイア化や、アビゲイルとのバトルが盛り上がるので、テンポの良さは抜群です。
見どころ③:血と爆発のフェスティバル
この映画、血糊の量がハンパじゃないです。R-15+指定なのも納得のスプラッター描写で、特に後半は「人体爆発ショー」と言ってもいいくらい。監督コンビの得意技とも言えるこの演出は、「レディ・オア・ノット」のラストを彷彿とさせます。アビゲイルが杭で刺されると敵が爆発するシーンや、サミーがプールで血まみれになる場面は、グロいけどどこかコミカルで、ホラー初心者でも楽しめる絶妙なラインを保っています。
舞台となる屋敷の美術も凝っていて、薄暗い照明とセピア調の色彩が不気味な雰囲気を盛り上げます。そこに白いチュチュを着たアビゲイルが血に染まっていくビジュアルが映えるんですよね。視覚的なインパクトは間違いなく2024年のホラー映画トップクラスです。
良かった点と惜しい点
良かった点は、まずそのエンタメ性。ストーリーはシンプルだけど、展開が二転三転して飽きさせません。アビゲイルのキャラクター造形も秀逸で、続編が決まっているという噂も納得です。また、古典的な吸血鬼の要素(杭、ニンニク、十字架など)を現代風にアレンジしたバトルシーンは、ファンにはたまらないサービス精神を感じます。
一方で惜しい点は、吸血鬼設定の深掘りが少ないこと。アビゲイルがなぜこんな狂言誘拐を仕掛けたのか、父親との関係はどうなのか、もっと知りたかったですね。ラストで父親が登場するものの、あっさり退場してしまうのも物足りなく感じました。もう少し心理的な恐怖や背景を描いてくれると、さらに名作になったかも。
総合評価
「アビゲイル」は、怖さよりも楽しさを重視したB級ホラーの傑作です。グロ耐性があれば、友達とワイワイ見るのにぴったり。吸血鬼映画の新境地を開いたとは言いませんが、間違いなく記憶に残る一作です。ポップコーン片手に、血と笑いのカーニバルを楽しんでください!
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最新吸血鬼映画おすすめ5選
「アビゲイル」を観て吸血鬼映画熱が再燃した方のために、ここからは最近の注目作を5つ紹介します。どれも個性的で、ジャンルの多様性を感じられる作品ばかりです。
1. 「レンフィールド」(2023)
ニコラス・ケイジがドラキュラを演じるコメディホラー。ドラキュラの忠実な下僕レンフィールド(ニコラス・ホルト)が、毒親ならぬ“毒上司”からの解放を目指す物語です。血みどろのアクションとブラックユーモアが炸裂し、ケイジのぶっ飛んだ演技が最高。吸血鬼映画に新しい風を吹き込んだ一本で、「アビゲイル」と並べて観ると楽しさ倍増です。
2. 「ドラキュラ デメテル号最期の航海」(2023)
ブラム・ストーカーの「ドラキュラ」を基にしたシリアスなホラー。ドラキュラを運ぶ船、デメテル号の乗組員が次々と襲われる恐怖を描きます。薄暗い船内での緊張感と、古典的な吸血鬼の威厳が感じられる作品。「アビゲイル」の軽快さとは対照的ですが、じっくり怖さを味わいたい時にオススメです。
3. 「モービウス」(2022)
マーベルコミック原作のダークヒーロー映画。ジャレッド・レト演じる医師が、治療のために吸血鬼化してしまう悲劇的なストーリーです。アクション重視でホラー要素は控えめですが、現代的な吸血鬼像を楽しみたい方にぴったり。MCUファンなら見逃せません。
4. 「ノスフェラトゥ」(2024)
1922年の名作をリメイクした話題作。監督はロバート・エガースで、「ウィッチ」や「ライトハウス」で知られる彼らしい耽美で不気味な世界観が期待されています。古典的な吸血鬼の恐怖を現代に蘇らせた本作は、「アビゲイル」のポップさとは真逆の重厚なホラーを求める方にオススメ。
5. 「M3GAN/ミーガン」(2023)
厳密には吸血鬼映画じゃないけど、「アビゲイル」と同じユニバーサル・ピクチャーズ製作のホラーとして外せません。AI人形ミーガンが暴走する姿は、アビゲイルの“怖キュート”な魅力と通じるものがあります。軽いタッチのホラーコメディが好きな人は必見です。
吸血鬼映画の未来と「アビゲイル」の意義
吸血鬼映画は、ドラキュラの時代から100年以上経ちますが、未だに進化を続けています。「トワイライト」のようなロマンス路線や、「ブレイド」のアクション、「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」のドラマチックな叙事詩など、時代ごとに新しい解釈が生まれてきました。「アビゲイル」はその最新形の一つで、ホラーとコメディを融合させつつ、現代的なキャラクター造形で観客を引きつけます。
特に注目したいのは、アビゲイルという少女が主役である点。従来の吸血鬼映画では、大人の男性や女性が中心でしたが、子供の吸血鬼が主導権を握るのは新鮮です。これは「レット・ミー・イン」や「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」のクローディアを彷彿とさせますが、「アビゲイル」はさらに遊び心を加えて独自の道を切り開いています。
今後、続編が予定されているという噂もある「アビゲイル」。もし実現すれば、アビゲイルとジョーイの絆や、父親との因縁をもっと掘り下げてほしいですね。吸血鬼映画の未来は、こんな風にユーモアと恐怖を両立させた作品が牽引していくのかもしれません。
まとめ:血まみれの夜を楽しもう!
「アビゲイル」は、2024年のホラーシーンに鮮烈な血痕を残した作品です。怖さよりも楽しさを優先したそのスタイルは、吸血鬼映画の新しい可能性を示してくれました。そして、紹介した5つの最新作と合わせて観れば、ジャンルの奥深さをさらに堪能できるはず。みなさんもぜひ、暗闇の中で血と笑いにまみれた夜を過ごしてみてください。次に会うときは、アビゲイル続編のレビューでお会いしましょう。それでは、良い映画ライフを!





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