『ジャスティスリーグ』以降、新シリーズが噂されていたバットマンですが、最新の情報ではベン・アフレックが降板し、『トワイライト』シリーズのロバート・パティンソンに決まったそうです。
新シリーズでは若き日のブルース・ウェインに焦点を当てるストーリーになるそうで、33歳のロバート・パティンソンに白羽の矢が立ったようです。
今まで演じた俳優で一番若かったのが、『バットマン・ビギンズ』のクリスチャン・ベールで、当時31歳でした。
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しかしながら、バットマンファンからはロバート・パティンソンを候補から外すように求める署名活動を始めたという情報も入っています。
「バットマンのファン、ロバートを次期候補から外すよう求める署名活動を開始」
参照:http://www.mtvjapan.com/news/r2gnwu/190521-04
確かベン・アフレックが候補に挙がったときも署名活動があったような。
バットマンにはそれだけ熱烈なファンが多いということでしょうね。
過去バットマンを演じた俳優たち
アダム・ウエストが演じたTV版バットマン
バットマンはDCやマーベルなどのアメリカンコミックの中でも日本では一番馴染みが深いヒーローで、1966年~1968年にテレビ放送されていました。
僕はリアルタイムで観てましたが、映画のようなダークヒーローではなく、コミカルなライトな感じのバットマンで、演じていたのはアダム・ウエスト。
『スーパーマン』を演じたクリストファー・リーヴに似た俳優だったと思います。
コスチュームは映画版のように黒で統一されたものではなく、ブルーを基調としたスエット調スーツでマスクとマントのみが黒でした。
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ジョーカー、リドラー(ナゾラー)、ペンギン、キャット・ウーマンなどお馴染みの敵キャラが登場し、彼らと戦うシーンではパンチを繰り出すと漫画のような吹き出しが出ていました。
またテーマソングが独特なメロディで、今でも記憶の中に残っています。
ティム・バートン監督作マイケル・キートンが演じたバットマン
1989年にティム・バートン監督がマイケル・キートンにバットマンを演じさせた『バットマン』が公開されました。
日本でもお馴染みのヒーローなだけに当時話題となった作品です。
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ティム・バートン監督とマイケル・キートンのコンビというと、ホラーコメディ映画『ビートルジュース』が印象的で、あのメチャクチャキャラを演じたマイケル・キートンがバットマンを演じるのか?なんて疑問に思ったもんです。
『ビートルジュース』はアメリカでは大ヒットしたようですが、当時レンタルビデオで借りて観たときはなんやらようわからん作品という印象でした。
公開時、僕は劇場では鑑賞せず、後日レンタルビデオで鑑賞しました。
当初の印象とは違い、ティム・バートンらしからぬというか、ずいぶん真っ当ななバットマン作品で、演じるマイケル・キートンも落ち着いた渋い演技。
全身黒ずくめのバットマンスーツも物凄くカッコよかった。
本作の敵役はジョーカーで、演じたのは名優ジャック・ニコルソン。
顔面を真っ白に塗り、唇には真っ赤なルージュを塗りたくるというまさに悪党の怪演。
また『ナインハーフ』のセクシー女優キム・ベイシンガーの登場で、作品に華を添えていました。
本作は大ヒットし、1992年に続編『バットマン リターンズ』が同じティム・バートン監督、マイケル・キートン主演で制作されました。
本作の敵役はミッシェル・ファイファー演じるキャット・ウーマンとダニー・デヴィートが演じるペンギンです。
映画『The Flash』のバッマン役にマイケル・キートン出演交渉入り
6月23日、ニュースメディアサイトTheWrapがフラッシュ単独作品『The Flash』にバットマン役としてマイケル・キートンに出演交渉中であることを報じました。
EXCLUSIVE: BATMAN RETURNS! Michael Keaton in Talks to Reprise His Bruce Wayne From Tim Burton’s Batman films opposite Ezra Miller in “The Flash” movie! @MichaelKeaton https://t.co/ZoL7weIB0L
— TheWrap (@TheWrap) June 22, 2020
『The Flash』は2022年に公開予定ですが、2021年に公開されるロバート・パティンソン演じる新しいバットマンとの兼ね合いはどうなるのか?大いなる疑問が残るわけですが、バットマンファンとしてはなかなか興味深い話です。
ヴァル・キルマーがバットマンを演じた『バットマン フォーエヴァー』
1995年にシリーズ3作目になる『バットマン フォーエヴァー 』が公開。
マイケル・キートンに代わって、ヴァル・キルマーがバットマンを演じました。
ヴァル・キルマーは『トップガン』『ウィロー』に出演していました。
本作からバットマンの相棒であるロビンが登場しています。
敵役はトミー・リー・ジョーンズが演じるトゥーフェイスとジム・キャリーが演じるリドラーです。
本作は前2作のダークな世界観と異なり、どちらかというとファミリー向けに明るくなった感じがします。
個人的にはティム・バートン&マイケル・キートンの前2作が好きですが、興行的は第1作目『バットマン』に次いでこちらの方が良かったようです。
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ジョージ・クルーニーがバットマンを演じた『 バットマン & ロビン Mr.フリーズの逆襲 』
ジョージ・クルーニーは今や押しも押されぬハリウッド大スターですが、彼がハリウッド映画作品に主演し始めの頃に出演したのが1997年公開のバットマンシリーズ4作目にあたる『バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲』です。
本作で敵役を演じたのがユマ・サーマンが演じるポイズン・アイビーとアーノルド・シュワルツェネッガーが演じたMr.フリーズです。
アーノルド・シュワルツェネッガー 出演作の割には本作の評価は悪く、第18回ゴールデンラズベリー賞で最低作品賞にノミネートされてしまいました。
本作以後、数々の名作に主演しているクルーニー。本作だけは失敗作として苦い思い出になっているようです。
参考: https://www.tvgroove.com/news/article/ctg/1/nid/6376.html
バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲! (字幕版)
クリスチャン・ベールがリブートされたバットマンを演じた『バットマン ビギンズ』『ダークナイト』『ダークナイト ライジング 』3部作
『バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲』 が悪評だった影響で企画されていた第5作目『Batman Triumphant』は制作中止になり、8年後の2005年にクリストファー・ノーランが監督をした『バットマン ビギンズ』がリブート作品として公開されました。
今までの世界観を替えた新シリーズ 「ダークナイト・トリロジー」
前4作とは作風が異なり、ダークでより現実的なトーンで、ヒューマニティとリアリズムに基づいた映画にすることを目指した 「ダークナイト・トリロジー」シリーズ3部作の始まりです。
バットマンを演じるのはクリスチャン・ベール、当時31歳。
彼は『太陽の帝国』の子役でデビューし、その後『アメリカン・サイコ』『リベリオン』『 マシニスト 』で実績を重ね『 バットマン ビギンズ 』で一躍大スターとなりました。
徹底したウエイトコントロールで役作り
2004年の『マシニスト』では 1年間寝ていない主人公を演じるために4ヶ月の間、1日ツナ缶1つ・リンゴ1個だけの食事で過ごし、激やせキャラの役作りをし、バットマンを演じるにあたり今度は 体格を戻す為に大量のアイスクリームなどを摂取し、6ヶ月で体重190ポンド(86キロ)までウエイトアップという過酷なトレーニングをやり遂げています。
歴代のバットマンシリーズの中ではクリストファー・ノーラン監督、クリスチャン・ベール 主演の 「ダークナイト・トリロジー」シリーズ3部作 が一番好きです。
作品のリアルでストイックな世界観、クリスチャン・ベールの鍛え上げた身体、また脇を固める俳優陣、どれを取ってもマイナス点がない。
まだ観ていない人はぜひ観て欲しいです。
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単独作品ではないけどベン・アフレックがバットマンを演じた3作品
DCスーパーヒーローが集結し、悪を倒す『ジャスティスリーグ』が制作されるに当たり、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』が2016年に公開されました。
本作でバットマンを演じたのがベン・アフレックです。
当時43歳であった彼はすでに数々の大作に主演していて、すでに大スターであり、それが故に前回バットマンを演じたクリスチャン・ベールとのイメージの違いから一部のファンが降板を求めて抗議騒動を起こしました。
確かに僕自身もバットマンはクリスチャン・ベールでという願いはありました。
でも作品を鑑賞してからはベンで良かったという気持ちです。
『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』の後、悪役たちを主人公にした『スーサイド・スクワッド』に少し登場、『ジャスティス・リーグ 』でスーパーヒーローたちの中心的な存在として活躍します。
ベン・アフレックの頼りがいがある存在感は『ジャスティス・リーグ 』 には欠かせないし、彼だからこそ演じられたバットマン役でしょう。
新シリーズで彼がバットマンを演じないのは残念ですが、また新たなバットマンが観られることはファンとしてはとても嬉しいです。
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