猫に人間の魂が宿るユーモラスな3つの作品

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犬と猫、あなたはどちらが好きですか?犬派、それとも猫派?

よく尋ねられる質問です。

犬好きと猫好きでは性格も違うとか言われたりもします。

では、もし犬か猫、生まれ変わるとしたらどちらに生まれ変わりたい?

今回はもし猫に生まれ変わったら?というか猫に魂が移っちゃったらどうする?をテーマにした作品の紹介です。

トラさん~僕が猫になったワケ~ (2019年)

原作は板羽皆の漫画「トラさん」 で、Kis-My-Ft2のメンバーである北山宏光が映画初出演にして初主演した作品。

北山宏光演じる売れない漫画家・高畑 寿々男は酒とギャンブルに溺れるを日々過ごしていたのですが、ある日、キャンブルで儲けた金を道路に落とし、拾っている最中に車に轢かれて死亡。バカリズム演じるあの世の「裁判長」の裁きにより1ヶ月の期限付きで「猫」として現世の妻子の元へ戻されることになります。

北山が猫の着ぐるみを着て、猫になった主人公を演じています。人間の視界に映るシーンだけは本物の猫を使っていますが、大半のシーンは彼の着ぐるみ姿。

北山をメインに押し出した作品であるため、彼の顔が映る着ぐるみとなったと思いますが、ファンでない人から見ればチープ感しか感じられないのが残念です。

本物の猫のシーンを増やし、要所要所で北山宏光の姿を挿入する方が良かったのでは。

北山宏光のコミカルな演技は好感が持てます。北山好きにはたまらない作品でしょう。

お勧め度:(2.5/5)

メン・イン・キャット(2016年)

ケヴィン・スペイシー主演のコメディ作品。彼が主演だからアメリカ映画かと思ったけど、フランスと中国の合作映画でした。

ケヴィン・スペイシーと言えば、『スーパーマン リターンズ』でかつてジーン・ハックマンが演じていたレックス・ルーサーを演じていて、ジーン・ハックマンそっくりだな、と感心してしまった記憶があります。どちらかというと悪役を演じることが多いイメージがあります。本作では仕事一筋で家庭を顧みない傲慢な大企業の社長トムを演じています。

娘の誕生日プレゼントのためにペットショップで猫を買った帰りに新築した自社ビルに立ち寄るのですが、屋上に上がった際、不慮の事故で猫ともども屋上から落下。意識不明の重体に陥り、彼の意識はペットショップで買った猫の中に。

猫として家族と暮らすことになったトムが、なんとかして自分の存在を示そうとする行動が滑稽です。

本物の猫とCGの猫を使っているようですが、ユーモラスな動きと可愛らしい顔付きが猫好きにはたまらないでしょうね。

本作は猫になったトムのドタバタを描くだけでなく、トムが経営する会社が反目する幹部に乗っ取られようとするのを、猫の姿のトムがなんとか阻止しようとします。その過程にハラハラドキドキさせられます。

本作の原題は「Nine Lives」。直訳すると「九つの命」。「なかなか死なない」というような意味のようですが、本作では「(猫は)9回生まれ変わる」という意味合いのようです。セリフの中にも出てきます。

個人的には娘役のマリーナ・ワイスマンに魅入られました。なんとも可愛い女の子。テレビシリーズ『スーパーガール』で主人公カーラの幼少期を演じてました。

お勧め度:(3.0/5)

陽だまりの彼女 (2013年)

上2作と異なるのは人間が猫になったのではなく、猫が人間になったということです。

命を助けられた猫が、自分を助けてくれた少年に恋をしてしまったら。

「女子が男子に読んでほしい恋愛小説No.1」として謳われた越谷オサムの原作を嵐の松本潤と上野樹里のコンビで実写化した作品です。

松本潤演じる主人公・浩介の中学生時代を北村匠海、上野樹里演じる真緒の中学生時代を葵わかなが演じています。葵わかなは本作で映画デビューしています。

社会人となり、東京の広告代理店に勤める浩介がクライアントである下着メーカーとの商談の場で偶然、中学生時代の同級生・真緒と再会します。

中学生時代の真緒は同級生からイジメを受けており、見かねた浩介が彼女をイジメから守り、以来、彼女とは親しい間柄になっていました。しかし、浩介が名古屋へ転校することになり、ふたりの関係は消滅していました。

仕事の関係で再び交流を持つようになった浩介と真緒の関係はふたたび親しいものとなり、やがて結婚することに。

新婚生活が始まって、しばらくののち彼女の身体に異変が起こります。

突然、姿を消した真緒。浩介が彼女の痕跡を追ううち、少年時代に訪れたことがある江の島の猫屋敷を訪問。そこの住人である夏木マリ演じる老婆から真緒の秘密を聴くことになります。

真緒は浩介が少年時代に海岸で助けた子猫であり、浩介に恋をした子猫は老婆に頼んで人間になっていたのです。同時に猫である彼女の寿命が残り少ないことを浩介は知ります。

あと数時間で寿命が尽きる真緒を連れ、浩介は中学時代に初めてデートした公園に行き、最後のキスを交わします。

真緒の寿命が尽きると同時に浩介の真緒との記憶も消え去り、彼は以前の生活に戻るのです。

上野樹里のなんとも言えない可愛さが光る作品で、人間に恋した猫の心情をうまく表現しています。

『のだめカンタービレ』のヒロイン役もいいですが、本作での彼女が一番魅了的に感じられます。

お勧め度:(3.7/5)

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