ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース(SSU):マーベルのもう一つの世界を徹底解説

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今までヴェノム『モービウス』『マダム・ウェブ』『クレイヴン・ザ・ハンター』のソニーズ・スパイダーマン・ユニバース(SSU)と呼ばれるシリーズ作が公開されました。僕はヴェノム『モービウス』『マダム・ウェブ』の3作品は鑑賞しました。SSUとは何なのか?評判はどうなのか?これからどうなるのか?いろいろ調べてみた内容をまとめてみました。

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はじめに:SSUとは何か?

「ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース(Sony’s Spider-Man Universe、以下SSU)」は、ソニー・ピクチャーズがマーベル・コミックの「スパイダーマン」に関連するキャラクターを基に展開する映画を中心としたメディア・フランチャイズです。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)とは異なり、スパイダーマンそのものを主役に据えず、彼の周辺キャラクター、特にヴィランやアンチヒーローに焦点を当てた独自の世界観を構築しています。2018年の『ヴェノム』を皮切りにスタートし、現在までに6作品が公開され、興行収入は合計で20億ドルを超えています。しかし、その評価は賛否両論で、2024年末に一時的な終了が報じられるなど、波乱に満ちた歴史を持つシリーズでもあります。

この記事では、SSUの成り立ちからその特徴、公開作品の概要、そしてファンや批評家からの反応、今後の可能性について深掘りしていきます。スパイダーマンファンでなくとも、アメコミ映画の多様な展開に興味がある方には必見の内容です!

SSUの歴史:スパイダーマン映画の権利とソニーの挑戦

SSUの起源を理解するには、スパイダーマンの映画化権の複雑な背景を知る必要があります。1998年、マーベルは経営危機に瀕し、人気キャラクターの映画化権を他社に売却しました。その中でソニーは、スパイダーマンとその関連キャラクターの権利をわずか1000万ドルで獲得。他のキャラクター(例えばアイアンマンなど)は不要と判断し、スパイダーマンに特化した戦略を進めることになります。

サム・ライミ三部作とアメイジング・シリーズ

ソニーの最初の成功は、2002年に公開されたサム・ライミ監督の『スパイダーマン』です。この映画は興行収入8億ドルを超え、スーパーヒーロー映画のブームを牽引しました。続編の『スパイダーマン2』(2004年)はさらに高い評価を受け、現在も名作として語り継がれています。しかし、『スパイダーマン3』(2007年)の過剰な展開が賛否を呼び、ライミ版はここで終了。ソニーは2012年に『アメイジング・スパイダーマン』でリブートを試みますが、続編『アメイジング・スパイダーマン2』(2014年)の興行的・批評的失敗により、再び方向転換を迫られます。

MCUとの提携とSSUの誕生

2015年、ソニーはマーベル・スタジオと歴史的な契約を結び、スパイダーマンをMCUに統合。これにより、トム・ホランド主演の『スパイダーマン:ホームカミング』(2017年)が誕生し、大成功を収めました。しかし、ソニーはスパイダーマンの映画化権を保持したまま、MCUとは別に独自のユニバースを構築する野心を抱きます。その結果、2018年に『ヴェノム』を公開し、SSUが正式にスタート。名称も当初の「ソニー・ピクチャーズ・ユニバース・オブ・マーベル・キャラクター(SPUMC)」から、2021年に「ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース」に改称され、スパイダーマン関連性を強調する形となりました。

SSUの特徴:スパイダーマン不在のユニバース

SSU最大の特徴は、スパイダーマンが主要キャラクターとして登場しないことです。MCUではトム・ホランドが演じるピーター・パーカーが活躍しますが、SSUでは彼のヴィランや関連キャラクターが主役を務めます。これはソニーが、スパイダーマン以外のキャラクターにも光を当て、彼らの物語を独立して描くという実験的な試みです。

マルチバースとの微妙な関係

SSUはMCUとマルチバースで繋がっています。例えば、『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』(2021年)のミッドクレジットシーンでは、エディ・ブロック(トム・ハーディ)がMCUの世界に一時的に飛ばされ、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021年)でその続きが描かれます。また、『モービウス』(2022年)ではマイケル・キートン演じるバルチャーがSSUに登場し、MCUとのリンクを示唆。しかし、これらのクロスオーバーは断片的で、スパイダーマンそのものがSSUに登場することはありませんでした。

なぜスパイダーマンが出ないのか?

一部報道によると、ソニーは「観客がトム・ホランドのスパイダーマン以外を受け入れない」と懸念し、SSUでのスパイダーマン登場を避けた可能性があります。また、MCUとの契約上、スパイダーマンの使用に制約があることも影響していると考えられます。結果として、SSUは「スパイダーマン不在のスパイダーマン・ユニバース」という奇妙な状況に陥りました。

SSUの作品群:6つの映画を振り返る

SSUは2018年から2024年までに6作品を公開しました。それぞれの概要と評価を見てみましょう。

『ヴェノム』(2018年)

  • 概要: トム・ハーディ主演で、スパイダーマンの宿敵ヴェノムが主人公。シンビオートとエディのコミカルな関係が特徴。
  • 評価: 批評家からは酷評(Rotten Tomatoesで30%)を受けたものの、観客には好評で興行収入8.5億ドルを記録。SSUの基盤を築きました。

『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』(2021年)

  • 概要: カーネイジとの戦いを描いた続編。MCUとの繋がりが話題に。
  • 評価: 前作同様、批評家の反応は冷ややか(57%)だが、興収5億ドル以上と安定した人気を維持。

『モービウス』(2022年)

  • 概要: ジャレッド・レト演じる吸血鬼モービウスの起源物語。バルチャーの登場で注目を集めた。
  • 評価: 批評家から15%の低評価を受け、興収1.6億ドルと苦戦。ネットミーム化するほどの不評でした。

4. 『マダム・ウェブ』(2024年)

  • 概要: ダコタ・ジョンソン主演で、未来予知能力者キャシーの物語。ピーター・パーカーが赤ちゃんとして登場。
  • 評価: 11%の評価と興収1億ドル未満で大失敗。SSUの迷走を象徴する作品に。

『ヴェノム:ザ・ラスト・ダンス』(2024年)

  • 概要: ヴェノム三部作の完結編。アクション重視で締めくくった。
  • 評価: 批評は39%、興収4.3億ドルとまずまずだが、前作より勢いは衰えた。

『クレイヴン・ザ・ハンター』(2024年)

  • 概要: アーロン・テイラー=ジョンソン主演のハンター物語。
  • 評価: 15%の低評価と興収1億ドル未満で、SSUの最後の作品として不名誉な結果に。

SSUの評価:成功か失敗か?

SSUは商業的には20億ドル以上を稼ぎ、特に『ヴェノム』シリーズが成功を牽引しました。しかし、批評面では全作品がRotten Tomatoesで60%未満と厳しい結果に。『ヴェノム』以外は興行的にも低迷し、『モービウス』や『マダム・ウェブ』はファンからも失望の声が上がりました。

問題点と課題

  • 一貫性の欠如: 作品間の繋がりが薄く、「ユニバース」としてのまとまりが不足。
  • スパイダーマンの不在: タイトルに「スパイダーマン」とあるにも関わらず、その不在がファンに違和感を与えた。
  • クオリティのばらつき: 『ヴェノム』の成功に頼り、他の作品で冒険を避けた脚本や演出が批判された。

Xの投稿でも、「SSUはスパイダーマンが出ないまま打ち切りになったのが笑える」「初期MCUにも劣る」と厳しい声が目立ちます。

SSUの終焉と今後の展望

2024年末、『クレイヴン・ザ・ハンター』の公開後、SSUは事実上の終了と報じられました。ソニーは「終了ではなく再構築」とコメントしていますが、現行の形での継続は難しいと見られます。

今後の可能性

  • アニメとドラマ: 『スパイダーマン:ビヨンド・ザ・スパイダーバース』やニコラス・ケイジ主演の『スパイダーマン・ノワール』が進行中。SSUのスピンオフとして再起を図る可能性があります。
  • MCUとのさらなる連携: 『スパイダーマン4』(2026年予定)でのヴェノム登場など、MCUとの融合がファン待望の展開です。
  • リブート: 『ヴェノム』をR指定で再構築するなど、新たなアプローチも考えられます。

結論:SSUは失敗だったのか?

SSUは、スパイダーマン不在という大胆な実験を試みたものの、統一感の欠如と作品クオリティの低さが足かせとなりました。それでも、『ヴェノム』の成功はソニーの可能性を示し、マーベル映画の多様性を広げる一歩だったと言えます。今後、ソニーがどのようにスパイダーマン関連作品を展開するのか、注目が集まります。

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