マーベル作品の中でも異色のダークヒーロー「ヴェノム」シリーズ、気になっていたけどまだ観ていない…という方、結構多いのではないでしょうか?
スパイダーマンとは一味違う、ブラックユーモアとグロテスクなアクションが炸裂するこのシリーズは、MCUとは完全に別路線で楽しめる「悪役が主役」の珍しい作品群です。
2024年10月に公開された最新作『ヴェノム:ザ・ラストダンス』でついに完結(?)した本シリーズ。
今回は1作目から3作目までの内容をネタバレ控えめに紹介しつつ、それぞれの「ここが最高!」という見どころをたっぷりお届けします!
1作目『ヴェノム』(2018年)
簡単あらすじ
落ち目のジャーナリスト、エディ・ブロック(トム・ハーディ)は、大企業ライフ財団の不正を暴こうとして逆に人生を棒に振る。
追調査中に謎の黒い液体=シンビオートに寄生され、超人的な力と、もう一人の人格「ヴェノム」を手に入れることに。
「俺たちはヴェノムだ」と名乗る最凶コンビが、地球を狙う別のシンビオート「ライオット」と戦うことになる…というお話。
見どころベスト3
- トム・ハーディの一人二役が天才的すぎる
エディとヴェノムが同じ体で会話するシーンが最高に面白い!
ヴェノムがエディの頭の中で毒舌を吐きまくり、「お前は弱虫だ」「チョコレートと人間の頭が食いたい」など、完全にサイコパス。
でもだんだんバディ感が出てくるのがたまらない。 - 予想を裏切るダークコメディのバランス
PG-13指定なのに結構グロい(首がもげたり人が食われたり)。
でもそれがギャグっぽく描かれていて、「あ、これマーベルだったよな…?」と混乱する楽しさがあります。 - ミシェル・ウィリアムズ演じる元カノアンが可愛すぎる
エディの元婚約者アンとの三角関係(?)も見逃せない。
ヴェノムがアンにキスするシーンはシリーズ屈指の名シーンです(笑)。
正直、公開当時は賛否両論で「スパイダーマン出ないの?」という声も多かったですが、今見返すと「これが正解だった」と感じます。
スパイダーマンが出てきたら絶対にこの毒々しさは出せなかった!
2作目『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』(2021年)
簡単あらすじ
エディ&ヴェノムは同居生活を続けながら、シンビオート事件のトラウマで指名手配中。
そんな中、死刑囚クレタス・カサディ(ウディ・ハレルソン)がシンビオート「カーネイジ」に寄生。
赤くて凶悪すぎるカーネイジがサンフランシスコを破壊し尽くす中、ヴェノムが「アイツは俺らと相性が悪い」とビビりまくる(笑)。
見どころベスト3
- カーネイジのビジュアルがヤバすぎる
赤い触手がビュンビュン飛び回り、人を真っ二つにする残虐さが半端ない。
「ヴェノムは可愛く見える」という声が続出するほどの狂気っぷり。 - シュリーク登場で音響攻撃バトル
カーネイジの恋人シュリーク(ナオミ・ハリス)の超音波攻撃が強烈!
映画館の音響システムが本気で鳴るので、劇場で観ると耳が死にます(良い意味で)。 - ポストクレジットシーンが衝撃的
……ここはネタバレになるので言えませんが、
観た人は全員「え、マジで!?」と叫んだ、あのシーンです。
残念ながら3作目でその続きは……(後述)。
2作目はアクションが1作目の3倍くらい派手になって、完全に「やりたい放題」感が増しました。
監督がアンディ・サーキス(ゴラムの人!)に交代したのもあって、モーションキャプチャーの動きが気持ち悪くも美しい。
3作目『ヴェノム:ザ・ラストダンス』(2024年)
簡単あらすじ
エディとヴェノムは指名手配犯として逃亡生活中。
しかしヴェノムの故郷から「ゼノファージ」という超強力な敵が地球にやってくる。
シンビオートを全滅させるために送り込まれた怪物たちと、史上最大のバトルが勃発!
ついでにエリア51とかも出てきます(笑)。
見どころベスト3
- まさかの「家族コメディ」路線
これが一番の衝撃でした。
ヴェノムが人間の家族と触れ合って「仲間って素晴らしい…」とか言い出すし、
カジノでピアノ弾いたり、馬に乗ったり、ダンスしたり…完全にギャグ映画の領域に突入。
「ヴェノムがヒーローになった瞬間」と言われています。 - 歴代シンビオート大集合
過去2作に登場したシンビオートたちが再登場!
しかもみんな個性が強すぎて、まるでアベンジャーズみたいなチーム戦に。
特に「ミセス・チェン&シンビオート」のコンビは爆笑必至。 - トム・ハーディの全力振り切れ演技
もう完全に「やりたいようにやらせてもらってます」状態。
ラスト30分は泣けるし笑えるし、「これで本当に終わりなの?」ってなるし……
エンドロール後のシーンも含めて、完璧な「有終の美」でした。
シリーズ全体を通しての魅力まとめ
- トム・ハーディの狂気がすごい
3作通して全部一人でやってるのに、毎回新しい一面を見せてくれる。
もう「ヴェノム=トム・ハーディ」以外のキャスティングは考えられない。 - スパイダーマンいなくても成立する世界観
MCUに繋がるかと思いきや、結局「俺たちの世界はここでいい」と突き抜けたのが最高。
2作目のポストクレジットで一瞬繋がりそうになったけど、3作目で「やっぱ別宇宙でいいや」と清々しく切り捨て(笑)。 - 悪役が主役ってやっぱり面白い
正義の味方じゃないからこそできる無茶苦茶さが最高。
「悪いことしてもなんか憎めない」キャラって最強ですよね。
トム・ハーディが「ヴェノム」をここまで面白くした理由
~3作通して見える“狂気と愛”の演技の深掘り~
トム・ハーディはヴェノムシリーズをただのコミック映画から「トム・ハーディの狂気ワンマンショー」に昇華させた唯一無二の存在です。
正直、脚本が多少荒くても、彼が画面にいるだけで「観てて飽きない」状態になる。
それくらいヤバい。
1. 一人芝居の極致:エディとヴェノムの「二重人格」を完全に分離
普通の俳優なら「声を変える」だけで済ませるところを、トム・ハーディは徹底的に分ける。
- 身体の使い分けが異常
エディが喋っているときは肩をすくめ、うつむきがちで常に弱気な姿勢。
ヴェノムが喋り出す瞬間に首をグイッと前に出し、肩幅を1.5倍くらいに見せる(実際は筋肉の緊張の仕方を変えてるだけ)。
観客は「同じ人間がやってるとは思えない」レベルで認識が分離する。 - 目線の演技が怖い
エディ時代→常にキョロキョロして落ち着かない、怯えた瞳。
ヴェノム時代→白目が減って黒目が大きく見え、獲物を狙う肉食獣そのもの。
3作目のカジノシーンでヴェノムがピアノを弾くとき、急にエディの「恥ずかしそうな目」が戻ってくる瞬間があって、観客が一斉に「うわっ」と声出してた。 - 声の使い分けが完全に別人格
エディ:少し鼻にかかった弱気なカリフォルニア訛り
ヴェノム:喉の奥から絞り出すような低音+舌を巻くような発音
しかも会話のテンポが狂ってる(エディが言い終わる前にヴェノムが割り込む)から、本当に「頭の中で別のヤツが喋ってる」感が凄まじい。
2. シリーズが進むごとに「ヴェノムに感情移入し始める」演技の変化
これが本当に凄いところ。
- 1作目(2018)
→完全に「寄生されて困惑してる被害者」
「出てけ!」「俺の体だ!」と叫ぶシーンは、ホラー映画の憑依シーン並みにリアル。
ヴェノムを「敵」としてしか見てないから、恐怖と嫌悪が100%。 - 2作目(2021)
→「嫌々ながらも相棒」
朝起きて冷蔵庫開けて「またチョコ食ったな…」とため息つく日常感。
カーネイジ登場で初めてヴェノムがビビるシーンがあって、ここで初めてトム・ハーディが「ヴェノムを庇護する側」に回る。
「アイツは俺らと相性が悪い…」ってヴェノムが震え声で言うとき、エディ(トム)が優しく「大丈夫だよ」って返す瞬間があって、観客が泣きそうになる。 - 3作目(2024)
→完全に「ヴェノムを愛してる」
もうエディがヴェノムを「相棒」じゃなくて「家族」として扱ってる。
特にエリア51で「もうお前と別れたくない」と泣きながら言うシーンは、トム・ハーディの素の涙声が入ってる(監督が証言)。
ラストのあの場面で「俺はお前がいないと生きていけない」と言うとき、完全にトム・ハーディ本人の感情がダダ漏れ。
観客の9割が号泣してたらしい(実際の劇場体験談多数)。
3. 完全アドリブだらけの「やりすぎ演技」
監督が何度も言ってる「トムは現場で勝手にやってくれるから、もう止められない」問題。
- ロブスター水槽シーン(1作目)
→脚本には「レストランで暴れる」だけだったのに、生きたロブスターを本当に水槽から取り出してかじり始めた。
共演者のミシェル・ウィリアムズが本気でドン引きしてたのが映ってる。 - 「俺たちはヴェノムだ」の言い方
→毎回微妙に違う。
1作目は威嚇、2作目は開き直り、3作目は誇り高く。
特に3作目のラストバトル前の「We… are… Venom.」は、6年間の集大成って感じで鳥肌立つ。 - カジノでのダンスシーン(3作目)
→完全にトム・ハーディの即興。
監督が「何か面白いことして」と言ったら、その場でStranger Thingsの曲に合わせて謎のダンス始めたらしい。
スタッフ全員爆笑で撮影中断した伝説のシーン。
結論:トム・ハーディがいなかったら、ヴェノムはただのB級映画だった
正直に言うと、脚本だけ見ると結構穴だらけだし、敵キャラも毎回微妙。
でもトム・ハーディが「エディ+ヴェノム」という史上最も愛すべき二重人格を6年間かけて育て上げたから、
「もうこのコンビが画面から消えるのが寂しい…」ってなるレベルまで昇華された。
彼はインタビューでこう言ってる。
「ヴェノムは俺のキャリアで一番大事な役。だって、俺はエディでありヴェノムでもあるから」
もうね、完全に本気で恋に落ちてるよね(笑)。
だからこそ観客も6年間、このクソヤバいブラック共生体に恋しちゃったんだと思う。
もしあなたが「トム・ハーディってそんなにすごいの?」って思ってるなら、
ぜひ3作目のラスト30分だけでも観てほしい。
あそこで彼が何をやってるか見たら、絶対に「もう二度とこんな俳優に出会えない」って思うはず。





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