『翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜』は滋賀県ディスりでなく、滋賀県愛に満ちた作品でした

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11月23日に劇場公開された『翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜』はもうご覧になられましたか?

東京都民から差別を受ける埼玉県民の姿を、過剰なまでに誇張して描いた前作から、舞台を関西に移して、大阪、京都、神戸から差別を受ける滋賀、奈良、和歌山県民の姿を描いた本作。

公開初日の23日から4日間で、興行収入6億2961万6310円、動員44万4546人を記録し、全国興収ランキングで1位の好スタートを切りました。

『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』予告

僕は公開初日の11月23日に鑑賞しました。出身は滋賀県ではないものの、結婚を機に滋賀県に移り住んだので、一応、滋賀県民なのです。途中、奈良にも半年ほど住んだことがありますので、物語上からはディスられ民となりますね。

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ストーリー

埼玉にビーチを作ろうと、GACKT演じる麻実麗が仲間を率いて和歌山にある白浜へ海路向かう。途中、嵐に遭い、打ち上げられた白浜海岸で支配していた嘉祥寺晃大阪府知事をリーダーとした大阪府民軍団に捕らえられてしまう。嘉祥寺晃大阪府知事は全国制覇を狙い、食べると大阪府民化する白い粉を精製していた。麻実麗は嘉祥寺の陰謀を打ち砕くべく、杏演じる滋賀解放戦線リーダーである桔梗魁と力を合わせて戦う。

滋賀県あるあるがいくつも登場

本編の中に滋賀県あるあるがいくつも登場してきます。よくここまで調べたな、というほど馴染みが深いものばかり。

滋賀ナンバーを揶揄した”ゲジなん”、風ですぐ止まる湖西線、滋賀県小学生は必ず乗船する”学習船うみのこ”、サラダパン、地元のスーパー”平和堂”など、滋賀県民しかわからないようなディーブな小ネタも。

極めつけなのが”とびだしとび太”の大活躍です。

“とびだしとび太”は、滋賀県八日市市の久田工芸が1962年に製作した「飛び出し注意」の看板に登場するキャラクターで、久田工芸が製造、現在は滋賀県のみならず、日本全国でその姿が見られます。

この看板の”とびだしとび太”が本作では重要なキャラクターとなり、麻実麗、桔梗魁率いる滋賀解放戦線メンバーの窮地を救います。

滋賀県民の捨て台詞「琵琶湖の水止める」で宣戦布告

滋賀県民が大阪、京都、神戸民から馬鹿にされたときに言う捨て台詞「琵琶湖の水止めたろか」。

本作では麻実麗が大阪、京都、神戸軍団との戦いの作戦として「琵琶湖の水止める」と言い放ち、宣戦布告します。

琵琶湖から流れ出る水は瀬田川と琵琶湖疏水の二か所のみですが、琵琶湖疏水の水流をコントロールしているのが京都市ということもあり、本作では琵琶湖疏水は登場せず、瀬田川洗堰のみ登場します。かなり誇張された洗堰でしたが、滋賀解放戦線のメンバーは滋賀県全土が水没することを覚悟の上、琵琶湖の水を止めてしまいます。そして白い粉の元となる草を枯らすことに成功します。

滋賀解放戦線のカッコ良さ

杏の熱演もあり、滋賀解放戦線リーダー桔梗魁がとてもカッコいいです。素敵な女戦士でした。

そして、彼女に率いられた滋賀解放戦線のメンバーたちの心意気も素晴らしい。本作ではヒーローとして描かれていました。

大阪・京都・神戸が悪役で滋賀・奈良・和歌山がヒーロー

『翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜』は大阪・京都・神戸が悪役で滋賀・奈良・和歌山がヒーローとして描かれ、滋賀県民としては喜ばしい作品というのが僕の感想です。

狂気を帯びた大阪府知事嘉祥寺晃を演じた片岡愛之助、いやらしさを押し出した京都市長を演じた川崎麻世、セレブ感いっぱいな典型的神戸市民感の神戸市長を演じた藤原紀香、この3人の熱演も本作を面白くした大きな要因でしょう。

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