1988年といえば昭和から平成へ移る1年前。昭和の元号になって63年目にあたる年。
この年に公開された洋画で記憶に残るのが『ラストエンペラー』『危険な情事』『ロボコップ』『太陽の帝国』など。
しかし、僕はこれらの有名作品より、大好きで忘れられない1本があります。
その1本とはアンドリュー・マッカーシーとキム・キャトラルが共演したファンタジーラブコメディ『マネキン』なのです。
古代エジプト王女が現代にタイムスリップ
キム・キャトラルが演じるのが古代エジプト王女エミー。
親に勧められる見合い相手に嫌気が差し、墓窟に逃げ込んだ彼女が天に向かって自由な世界への逃亡を願うと、突然地響きがし、彼女の姿は時空の狭間へ消え去ります。
エミーは時空を放浪する旅人になったのです。
潰れそうな老舗デパートで起こる奇跡
場面が変わり、現代(1987年)のフィラデルフィア。
マネキン工場をクビになったアンドリュー・マッカーシー演じるジョナサン。数々の職種の仕事を見つけるもすぐにクビに。
失意のうちに夜の街をバイクで走っていると、老舗デパートのショーウィンドウにかつてマネキン工場で彼が作った自慢の美形マネキンが飾られているのを見つけます。なつかしさのあまりショーウィンドウに張り付いて彼女に語りかけるジョナサン。
偶然なのか、彼は老舗デパートの前でデパートの女社長を事故から助けます。その見返りにデパートの裏方の仕事を見つけることができました。ジョナサンは愛する美形マネキンがいる職場で働くことができたのです。
ショーウィンドの飾りつけを手伝うことになったジョナサン。ある夜、一人で美形マネキンの飾りつけをしていると、突然、美人マネキンが美しい女性に変身。最初は疲れからくる幻想と思った彼でしたが、エミーと名乗るその女性が遠い昔のエジプトから来た王女であると知ります。
時空を放浪していたエミーは現代にたどり着き、ジョナサンが作ったマネキンに憑依していたのです。
エミーの姿を見ることができるのはジョナサンだけ。他の人からはマネキンとしか見えません。
エミーは独特のセンスでショーウィンドの飾りつけをジョナサンに指示。彼らのショーウィンドの飾りつけは話題を呼び、売上が落ち込んでいた老舗デパートの業績は見る見るうちに回復していきます。
若きキム・キャトラルがめっちゃキュート
ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』のサマンサ・ジョーンズ役で有名なキム・キャトラル。
彼女が31歳の時に主演した作品が『マネキン』です。大人の女性として魅力が増し、彼女の最高潮の時期に撮られた作品。
深夜のデパート店内で繰り広げられる彼女のファッションパフォーマンスは美しいファッションショーを見ているようです。
ほとんどの男性がこんな彼女が欲しいなんて想いながら鑑賞したのではないでしょうか。
スターシップが歌う大ヒット主題歌「愛はとまらない」
本作のエンディングで流れるスターシップが歌う主題歌「愛はとまらない」(Nothing’s Gonna Stop Us Now)は1987年の4月のビルボードシングル・チャート Billboard Hot 100で2週連続1位となりました。
▼スターシップ「愛はとまらない」のmp3はこちらで購入できます。
No Protection
2019年4月24日に復刻版ブルーレイが発売
しばらく廃盤になっていた本作のDVDですが、2019年4月24日に復刻版としてブルーレイが発売されました。
しかし、2021年2月時点では売り切れで販売しておりません。残念!
でもね、WOWOWでフルハイビジョン放送されたので、BD-Rに保存しているのです。本記事もBD-Rを再鑑賞して書いています。
『マネキン』はU-NEXTで鑑賞できる
2021年2月時点で『マネキン』を鑑賞できるVODはU-NEXTです。
31日間の無料お試し期間がありますので、気になったら登録して鑑賞してみてください。
▼31日間無料トライアル申し込みはこちらから。
コメント