映画「コクーン」:宇宙人から放出されるエネルギーで老人たちが若返る

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60歳代も後半からは体力の衰えを随分感じるようになりました。元気に走り回る若い人たちを見ると自分もあの頃に戻れたらと思うことがよくあります。そんな思いSF作品として映像化したのが1985年に製作された映画『コクーン』です。

『コクーン』は、ロン・ハワード監督が手掛けたSFファンタジー作品で、老人たちと地球外生命体との交流を描いた心温まる物語です。

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映画「コクーン」あらすじ

フロリダ州の老人ホームに住むアート、ベン、ジョーの3人は、近くにある空き家のプールで密かに泳ぐことを楽しんでいた。ある日、そのプールに奇妙な物体が沈められているのを目撃する。それは、地球外生命体であるアンタレス星人が、海底に沈んだ仲間たちを救出するために作った「コクーン(繭)」だった。

プールで泳いだ老人たちは、コクーンから放出されるエネルギーによって若返り、活力を取り戻す。しかし、そのエネルギーには限りがあり、使い続けると命を落とす危険性があった。老人たちは、若さを保つか、それとも元の生活に戻るかの選択を迫られる。

映画「コクーン」見どころ

  • SFとヒューマンドラマの融合: SFの要素を取り入れながらも、老人たちの葛藤や友情、そして人生の尊さを描いたヒューマンドラマとしての側面が魅力です。
  • 個性豊かなキャラクター: アート、ベン、ジョーをはじめ、老人ホームの住人たちはそれぞれ個性豊かで、ユーモラスな会話や行動が観客を魅了します。
  • 感動的なラストシーン: 映画のラストシーンは、多くの観客に感動を与えました。老人たちの決断と、それを見送る人々の姿は、生きることの意味を深く考えさせられます。

映画「コクーン」感想

「コクーン」は、SF映画でありながら、人生の喜びや悲しみ、そして死といった普遍的なテーマを描いた作品です。若返った老人たちが生き生きと人生を謳歌する姿は、観る人に勇気を与えてくれます。また、地球外生命体との交流を通して、人間とは何か、生命とは何かを問いかけるメッセージ性も深い印象を残します。

ぜひ一度、「コクーン」を鑑賞してみてください。きっと心温まる感動と、生きるヒントを与えてくれるはずです。

映画「コクーン2/遥かなる地球」あらすじ

前作で地球を離れ、アンタレス星へ旅立った老人たち。しかし、地球に残された仲間たちの危機を知り、再び地球へと戻ってくる。

地球では、海底に沈んだままのコクーンが地殻変動によって危機に瀕していた。アンタレス星人は、コクーンを回収するために地球へ向かい、老人たちもそれに同行する。

久しぶりに地球に戻った老人たちは、家族や友人との再会を喜ぶ。しかし、アンタレス星での生活で若返った肉体は、地球の環境に適応できなくなり始めていた。

映画「コクーン2/遥かなる地球」見どころ

  • 前作からのキャスト再集結: ドン・アメチー、ウィルフォード・ブリムリー、ヒューム・クローニンなど、前作の主要キャストが再び出演し、老人たちの物語を再び盛り上げます。
  • 新たなキャラクター: コートニー・コックスが、コクーンを研究する科学者として登場し、物語に新たな展開をもたらします。
  • 地球と宇宙の繋がり: 前作に続き、地球と宇宙の繋がりや、生命の尊さといったテーマが描かれています。

映画「コクーン2/遥かなる地球」感想

「コクーン2/遥かなる地球」は、前作の感動を再び味わえる作品です。老人たちの友情や愛情、そして地球と宇宙の繋がりといったテーマは、観る人の心を温かくします。

前作に比べて、SF的な要素が強くなっている点も特徴です。アンタレス星の描写や、コクーンの秘密など、SFファンにはたまらない要素が盛り込まれています。

二つの映画を通して描かれるテーマ

「コクーン」と「コクーン2/遥かなる地球」は、どちらも生命の尊さや、生きる意味について深く考えさせられる作品です。若返りというSF的な設定を通して、老人たちは自分たちの人生を振り返り、本当に大切なものは何かを見つめ直します。

また、地球外生命体との交流を通して、人間中心的な価値観を問い直すメッセージも込められています。人間も宇宙の中の小さな存在であり、地球もまた宇宙の中の星の一つに過ぎない。そうした宇宙的な視点から、地球や生命を見つめ直すことの重要性を教えてくれます。

ぜひ、「コクーン」と「コクーン2/遥かなる地球」を続けて鑑賞してみてください。きっと、心温まる感動と、生きるヒントを与えてくれるはずです。

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