3年振りの戦国舞台 ’20年NHK大河ドラマ『麒麟がくる』登場人物と演じる役者たち

2020年のNHK大河ドラマは『麒麟がくる』。

2017年放送の『おんな城主 直虎』に続く戦国時代を舞台とした作品です。

ドラマの主役となるのは明智光秀。
明智光秀と言えば戦国武将のトップを走っていた織田信長に謀反を起こし、天下を取った武将です。
しかし、わずか13日で豊臣秀吉に撃たれ、三日天下で終わってしまいました。

滋賀県大津市の坂本城跡公園内に設置されている明智光秀像

タイトルの由来は?

『麒麟がくる』というタイトルの由来は何でしょう?

麒麟というのは中国神話に出てくる伝説上の聖獣で、中国古書の礼記によれば、王が仁のある政治を行うときに現れる神聖な生き物とされています。

戦国時代は各地域の武将たちが天下を取るべく戦いを繰り広げていた時代。
応仁の乱後の荒廃した世を立て直し、民を飢えや戦乱の苦しみから解放してくれるのは、誰なのか?そして、麒麟はいつ、来るのか?

『麒麟がくる』というタイトルは民衆を救う王がくる、という民衆の期待を言葉にしたものなんですね。

参考: http://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=14251

明智光秀の青年時代の1540年から没した1582年の生涯を描いたドラマになるようです。

戦国時代の武将と言えば、織田信長、斎藤道三、今川義元、豊臣秀吉、徳川家康などが有名ですが、彼らの父親の代の人物も登場しますので、戦国ファンには感涙ものになるでしょうね。

主役・明智光秀を演じるのは長谷川博己

本ドラマの主役である明智光秀を演じるのは長谷川博己。

2018年10月から2019年3月にかけて放送されていたNHK朝ドラ『まんぷく』で安藤サクラ演じる主人公福子の夫・萬平を演じていました。

大河ドラマでは2013年放送の『八重の桜』に出演していて、八重の最初の夫となる川崎尚之助を演じていました。

時代劇は大河ドラマ以外では2019年2月公開の『サムライマラソン』に出演していますが、今まで時代劇よりは現代劇の出演作が多いです。

過去、大河ドラマで明智光秀を演じた俳優は?

NHK大河ドラマで戦国時代を舞台にしたドラマはたくさんありますが、明智光秀を演じた俳優は誰がいるでしょう。

  • 太閤記(1965年) 佐藤慶
  • 国盗り物語(1973年) 近藤正臣
  • 黄金の日日(1978年) 内藤武敏
  • おんな太閤記(1981年) 石濱朗
  • 徳川家康(1983年) 寺田農
  • 春日局(1989年) 五木ひろし
  • 信長 KING OF ZIPANGU(1992年) マイケル富岡
  • 秀吉(1996年) 村上弘明
  • 利家とまつ〜加賀百万石物語〜(2002年) 萩原健一
  • 功名が辻(2006年) 坂東三津五郎
  • 天地人(2009年) 鶴見辰吾
  • 江〜姫たちの戦国〜(2011年) 市村正親
  • 軍師官兵衛(2014年) 春風亭小朝
  • 真田丸(2016年) 岩下尚史
  • おんな城主 直虎(2017年) 光石研

過去58作品中、15作品に明智光秀が登場しています。

この中で印象的だったのは1973年放送の『国盗り物語』の近藤正臣演じる光秀。
高橋英樹が演じる織田信長から髑髏を加工した金杯で酒を勧められ、飲めなかった光秀を罵倒するシーンが僕の記憶の中に残っています。

変わり種は2016年放送の『真田丸』に登場した岩下尚史演じる光秀。
岩下尚史は俳優ではなく、作家、大学教授で、女性っぽい語り口調でバラエティ番組によく出演されていました。
セリフはほとんどなかったですけど。

過去の作品から見る明智光秀像は知的で温厚で優しいというイメージで描かれているようです。

普段は温厚な武将がなぜ信長を奇襲したのか?

信長の暴挙への怒り、大人しいが故に溜まりに溜まった不満が一気に爆発し、本能寺の変への奇襲に繋がったという流れで描かれることがほとんどです。

長谷川博己は知的で温厚でやさしい印象があるので、明智光秀役にはぴったりだと僕は思っています。

本能寺の変に至るまでの心情の変化をどう演じてくれるのか期待したいですね。

光秀はなぜ今まで主役になれなかった?

今まで数々のドラマに登場しているにも関わらず、明智光秀が主役になれなかったのは光秀が戦国時代の途中で没してしまったこと。
出生が謎に包まれ、描きづらかったことからだと思います。

今回の『麒麟がくる』では、謎の多い出生から青年期をどう描くのか?
戦国ドラマファンから期待が高まっているでしょう。

『麒麟がくる』の登場人物

2019年8月8日時点で発表されている主役の明智光秀以外の主な登場人物と演じる俳優を紹介します。

煕子(ひろこ) ・・・木村文乃

光秀の正室。
夫婦仲は非常に良かったようで、以下の逸話が残っています。

光秀と婚約後に疱瘡を患い、顔に痘痕が残り、憂慮した彼女の父親が身代わりに顔が似た妹を嫁がせようとしたが、それを見破った光秀が痘痕を承知で煕子と結婚します。

居城であった明智城が落とされた際に、光秀は身重の煕子を背負って越前に逃亡。

美濃から越前に移り、朝倉家に仕えた光秀の当初の生活は苦しく、歌会の催しを彼が担当する際に煕子が自らの髪を売って費用を捻出します。

ドラマテックな逸話ばかりなので、きっと本ドラマ内で描かれるでしょう。

織田信長・・・ 染谷将太

直近のドラマではNHK朝ドラ『なつぞら』で広瀬すず演じる主演なつの会社の同僚役を演じている染谷将太 。

どちらかというと優しいイメージのある染谷将太ですが、 非道で強いイメージがある信長をどう演じるのか楽しみですね。

帰蝶(濃姫)・・・沢尻エリカ

斉藤道三の娘で織田信長の正室。

過去のドラマで描かれた濃姫は賢明で美人が多かったです。
今回のドラマでは沢尻エリカが演じますが、イメージにはぴったり。

気になるのが信長役の染谷将太との年齢差。彼女は7歳年上です。
信長と帰蝶との年齢差は1歳で信長の方が1歳上。
でも時代劇の配役で年齢差を言うのは野暮かな?
彼女は実年齢よりずっと若く見えるからOKでしょう。

斉藤道三・・・ 本木雅弘

お茶のCMで宮沢りえと夫婦役を演じている本木雅弘。

油商人から戦国大名まで登りつめた下剋上大名の代表。その功績からマムシと呼ばれた斉藤道三を本木雅弘が演じます。

今川義元 ・・・ 片岡愛之助

化粧をして公家装束をしている武将のイメージで描かれてきた今川義元。

公家のおじゃれ言葉と片岡愛之助のイメージはぴったりですね。

木下藤吉郎・・・佐々木蔵之介

木下藤吉郎とはのちの豊臣秀吉。

織田信長の家臣の中で光秀とライバル関係にあり、光秀を討ったのが秀吉。

秀吉はサル顔のイメージが強く、過去に秀吉を演じた役者もサル顔の方が多いです。
佐々木蔵之介もよく見るとサル顔ですね。

徳川家康・・・風間俊介

2018年大河ドラマ『西郷どん』で橋本佐内を演じていた風間俊介。

時代が代わって、今度は徳川家康ですか。

過去、大御所俳優が演じてきた武将だけにプレッシャーがかかるでしょうが、どんな家康像を演じてくれるでしょう?

足利義輝・・・向井理

足利13代将軍。
15代将軍の足利義昭の同母の兄にあたります。

権威が薄れていた足利幕府を再興しようと自ら剣術を修行しましたが、目障りな将軍を亡き者にしようとする勢力に襲われ、壮絶な斬り合いののち討ち死にしてしまいます。

この剣豪将軍を向井理が演じます。
彼は2011年大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』で徳川秀忠役、またNHKドラマ『そろばん侍 風の市兵衛』で主役の唐木市兵衛を演じています。
2020年のお正月には『そろばん侍 風の市兵衛SP 』が放送予定です。

『そろばん侍 風の市兵衛』では殺陣も披露していますが、足利義輝としても殺陣を披露してくれるのでしょうか?


8月8日までに発表されている中から主だった配役を紹介しました。

今後、さらに配役の追加発表があり次第、本ブログで紹介していきたいと思います。

明智光秀の居城であった坂本城跡については僕のもうひとつのブログ「京都を歩こう!ぶらっと京都歩き」で紹介していますので、ぜひ読んでみてください。

*記事で記載している俳優名については”さん”という敬称は省かせていただいています。

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