Amazon Prime Videoで’23年1月27日から長編アニメ『ルパン三世VSキャッツ・アイ』が配信されたので早速鑑賞しました。
▼Amazon Prime Videoで観る
ルパン三世VSキャッツ・アイ
本作は『ルパン三世』アニメ化50周年、『キャッツ・アイ』原作40周年を記念してトムス・エンタテインメントが制作。Amazon Prime Videoオリジナル作品として配信されたものです。
『ルパン三世』と『キャッツ・アイ』って?
『ルパン三世』と『キャッツ・アイ』を知らない人はないと思いますが、念のため説明しておきます。
『ルパン三世』
『ルパン三世』は漫画家モンキー・パンチが『漫画アクション』1967年8月10日号(創刊号)から1969年5月22日号まで連載していた全94話からなる漫画です。
怪盗アルセーヌ・ルパンの孫、ルパン三世を主人公に、相棒の凄腕の早撃ち拳銃使いである次元大介、大泥棒石川五右衛門を先祖に持つ剣士である石川五ェ門の二人と共に世界中の至宝を盗んでいくアクションサスペンス活劇。セクシーな女盗賊の峰不二子やルパン三世を捕まえることに人生をかける銭形警部が狂言回しとして登場し、ストーリーにセクシー、コメディ要素を付加しています。
TVアニメは1971年から日本テレビ系列で放送されました。当初は大人向けのアニメを志向されていましたが、人気が出ず、翌年で打ち切りに。その後、再放送により視聴者の関心を集め、5年後の1977年から第二シリーズが製作されました。2022年終了の第6シリーズまで製作が継続されている人気シリーズです。
『ルパン三世』歴代シリーズは以下となります。
・1971年~1972年 『ルパン三世(第1シリーズ)』
・1977年~1980年 『ルパン三世(第2シリーズ)』
・1984年~1985年 『ルパン三世 PARTIII(第3シリーズ)』
・2012年 『LUPIN the Third -峰不二子という女-(スピンオフ)』
・2015年~2016年 『ルパン三世(第4シリーズ)』
・2018年 『ルパン三世 PART5(第5シリーズ)』
・2021年~2022年 『ルパン三世 PART6(第6シリーズ)』
テレビシリーズの人気を受けて、劇場用アニメも製作されています。
・1978年 『ルパン三世 ベネチア超特急』
・1978年 第1作『ルパン三世』(ビデオソフト化の際に『ルパン三世 ルパンVS複製人間』に改題)
・1979年 第2作『ルパン三世 カリオストロの城』
・1985年 第3作『ルパン三世 バビロンの黄金伝説』
・1987年 第4作『ルパン三世 風魔一族の陰謀』
・1995年 第5作『ルパン三世 くたばれ!ノストラダムス』
・1996年 第6作『ルパン三世 DEAD OR ALIVE』
・2013年 特別編『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』
・2014年 スピンオフ『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』
・2017年 スピンオフ『LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門』
・2019年 スピンオフ『LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘』
・2019年 第7作『ルパン三世 THE FIRST』(ルパン三世初の3DCG作品)
『キャッツ・アイ』
『キャッツ・アイ』は漫画家の北条司が『週刊少年ジャンプ』に1981年40号から1984年44号まで連載した漫画作品で、彼のデビュー作にして出世作です。
美術品を専門に狙う三姉妹の盗賊グループである「キャッツ・アイ」を主人公にしたスタイリッシュなアクション作品です。
TVアニメは第1期が1983年7月11日から1984年3月26日まで全36話、第2期が1984年10月8日から1985年7月8日まで全37話が放送されています。
『ルパン三世VSキャッツ・アイ』はどんな作品なの?
『ルパン三世VSキャッツ・アイ』は『ルパン三世』のレギュラー登場人物と『キャッツ・アイ』のレギュラー登場人物が同じ舞台で活躍する夢のようなコラボ作品です。
ストーリー
キャッツ・アイの父・ハインツが遺した三枚の絵をルパン一味とキャッツアイ、2組の大泥棒が互いのプライドを賭けてその争奪戦に挑みます。
しかし、国際的な武器の闇商人「ファーデン」も同じく3つの絵を狙っていました。絵には「契約を果たした所有者に栄光をもたらす」という秘石「フォルトゥナの石」が埋め込まれていて、彼らの狙いはその秘石でした。
当初反目していたルパン一味とキャッツアイの面々でしたが、「ファーデン」の野望を阻止するため、協力体制を取っていきます。
当初はルパン一味に反目していたキャッツ・アイの3姉妹がルパン三世の真意を知り、中盤から協力体制に入っていく過程がいいですね。
実は3姉妹の父親とルパン三世はかつては依頼主と請負人の関係で、3枚の絵の秘密もルパン三世は知っていて、最初から3姉妹を助けるために絵を盗もうとしていたんです。ルパン三世って本当に懐が深い。そんな彼の姿に感動しました。
セル画がきれい
僕はアニメ作品の好き嫌いはセル画で判断してしまうところがあって、本作を鑑賞しようと思ったのも、セル画がきれいだったからです。
調べてみたら、本作は3DCGをセル画アニメーションのように加工したセルルックCGという技法を使っているとのこと。確かに手書きセル画のような感じはせず、機械的に綺麗すぎる感が感じられました。好き嫌いが分かれるところでもありますね。
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