2024年のゴールデングローブ賞最優秀長編アニメーション映画賞に輝いた宮崎駿監督作品『君たちはどう生きるか』。遅ればせながら、’24年1月14日に劇場鑑賞しました。
本作の公開が始まったのが、’23年7月14日。当時、表立った宣伝映像もなく、ストーリーの概要も知ることもできず、ただ哲学的な作品名だけが印象にあっただけでした。なんか理屈っぽく、難しそうな作品なのではないか?そんなイメージが先行し、観に行くことを躊躇っていました。
年が明けた2024年1月9日、アカデミー賞の前哨戦ともいえるゴールデングローブ賞で本作が日本初の最優秀長編アニメーション映画賞を受賞したと聞いて、これは観に行かねばと思い、1日に1本だけロングラン上映していたユナイテッドシネマ大津へ走った訳であります。ちょうど鑑賞ポイントが6点溜まっていたことで、無料で鑑賞できました。
作品名とはかけ離れたジブリらしいファンタジーアニメ
8時15運開演の朝一番上映でしたので、日曜日とはいえ、数名しか観客はいませんでした。ロングラン上映ということもありますね。
次回公開される映画作品の予告映像が映写されたあと、いよいよ本編の上映が始まりました。
舞台は戦時下、火災で母を失った主人公の少年・眞人が、疎開先の村で体験する不思議な出来事を綴った作品です。眞人は、行方不明になった義母を探すために、擬人化したアオサギに導かれ、大叔父が建てたという怪しい洋館に迷い込みます。

さらに”あの世”のような世界に落ちた眞人はそこでキリコという漁師の女性に助けられ、彼女の助けを借りて、義母を探し出します。


ワラワラと呼ばれる生まれる前の魂、セキセイインコの王国、積み木の力で生存する別世界など宮崎駿ジブリワールド満載の作品でした。作品名から連想された小難しい設定はなかったです。『となりのトトロ』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『風立ちぬ』など今までの宮崎駿作品のペーストが所々で感じられる作品でした。
ゴールデングローブ賞って何?
ところで『君たちはどう生きるか』が最優秀長編アニメーション映画賞を受賞したゴールデングローブ賞ってどんな賞なのでしょう?
Googleの検索でのAIの回答は以下。
ゴールデングローブ賞は、アメリカ合衆国の映画とテレビドラマに与えられる賞です。ハリウッド外国人映画記者協会(HFPA)の会員の投票で選出され、毎年1月に発表されます。アカデミー賞の前哨戦とも目されている権威ある賞で、アカデミー賞などと並び称されています。
アメリカではかなり権威のある賞のようですね。
過去のゴールデングローブ賞最優秀長編アニメーション映画賞受賞作品
年 | 作品名 |
2006 | カーズ |
2007 | レミーのおいしいレストラン |
2008 | ウォーリー |
2009 | カールじいさんの空飛ぶ家 |
2010 | トイ・ストーリー3 |
2011 | タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密 |
2012 | メリダとおそろしの森 |
2013 | アナと雪の女王 |
2014 | ヒックとドラゴン2 |
2015 | インサイド・ヘッド |
2016 | ズートピア |
2017 | リメンバー・ミー |
2018 | スパイダーマン:スパイダーバース |
2019 | ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒 |
2020 | ソウルフル・ワールド |
2021 | ミラベルと魔法だらけの家 |
2022 | ギレルモ・デル・トロのピノッキオ |
2023 | 君たちはどう生きるか |
2023年長編アニメーション映画賞ノミネート作品
2023 | 君たちはどう生きるか |
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