怒らせたら怖い女性って身近にいると思いますが、今回紹介する作品は怒りの度を越えた超人的なパワーを持った女性をヒロインとした作品です。
JOLT/ジョルト(2021年)
『JOLT/ジョルト』はAmazon Primeでアメリカでは2021年7月23日から日本では2022年2月4日から配信された作品です。
アンダーワールドシリーズで美貌戦士として華麗なアクションを披露したケイト・ベッキンセイル。本作ではキレやすい病を押さえるために上半身に電流を流す装置を身に着けたヒロインを熱演しています。
彼女の病はイライラが頂点に達したときに理性が利かなくなり凶暴になること。症状を抑えるためにあらゆる格闘技の技を習得したことで、さらに凶暴さが増しています。症状を抑えるための唯一の対策が上半身に取り付けた電気ベスト。イライラの頂点に達しそうになったとき、手元のスイッチを押すことで身体に高電流を流し、正気に戻すのです。
病のため恋愛経験がまったくなかった彼女。そんな彼女にもやっと恋人ができました。女性らしい感情も芽生え始めた関係で病の症状も収まっていきました。
デートを約束した当日、彼が何者かに殺害されてしまいます。
復讐に燃えた彼女は、警察から殺人の捜査資料を盗み、彼を殺した組織の長の所在を付き止めます。しかし、彼女が復讐に向かった組織の長の部屋にはすでに何者かに殺された組織の長の死体が机に伏せていました。そこに現れたのは彼女がよく知る意外な人物でした。
恋人役にジェイ・コートニー、彼女を治療する精神科医にスタンリー・トゥッチ、事件を追う刑事にボビー・カナヴェイルが出演。
40代後半になっても相変わらずの美貌、そして衰えを感じさせない華麗なアクションを披露するケイト・ベッキンセイルの魅力満載の作品です。
▼Amazon Primeで鑑賞

JOLT/ジョルト
お勧め度:
LUCY/ルーシー(2014年)
数々の女性ヒロイン作品を手掛けたリュック・ベッソンがスカーレット・ヨハンソンを主演に迎えたのが本作。
日本では2014年8月29日に劇場公開されました。
本作のテーマは普段10%しか機能していない人間の脳が100%機能したらどうなるかということ。
ヨハンソン演じるごく普通の女性ルーシーが超人、いやそれ以上の存在になっていく過程をCGを多用した映像でリアルに描いて行きます。
彼女の脳力が覚醒した原因がCPH4という新種の麻薬です。
台北でマフィアの闇取引に巻き込まれ、下腹部に麻薬が入った袋を詰め込まれた彼女は別の組織に捕まり拷問を受けます。拷問の最中に下腹部の袋が破けたことで身体中に麻薬が充満。麻薬の効能で次第に超人化して行きます。
中盤までは超人化したヒロインの復讐劇で、悪党が簡単にやっつけられる様は胸がすく思い。ブラック・ウィドウを彷彿とさせる彼女のアクションが光ります。
残念なのが、後半以降の超SFチックな展開はCG多様で、中盤までの面白さがなくなってしまいました。
いいテーマだけに、後半の展開をもう少し工夫して欲しかったですね。
▼Amazon Primeで鑑賞

LUCY/ルーシー (字幕版)
お勧め度:
The Witch/魔女(2018年)
『The Witch/魔女』は2018年に公開された韓国作品。僕は2019年7月にwowowで放送された際に鑑賞しています。
netflixで人気となったドラマ『梨泰院クラス』のキム・ダビの初主演映画作品です。
監督は『隻眼の虎』(2016年)、『V.I.P. 修羅の獣たち』(2018年)のパク・フンジョン。
共演は『嘆きのピエタ』(2012年)のチョ・ミンス、『パラサイト 半地下の家族』(2019年)のチェ・ウシク。
10年前にとある施設を脱走した当時8歳の少女。記憶を失っていた彼女は酪農農家夫婦に拾われ、ジャユンと名付けられ高校生までに成長。彼女は脳の手術を受けるための費用稼ぎにTVのオーディション番組に出演したが、そこで披露した手品が原因で謎の組織に狙われることに。
武装団に襲われたとき、怒りを覚えたジャユンの身体に異変が起こり、あっという間に彼らを虐殺。
実は彼女は遺伝子操作を施され、特殊能力を持って生まれた人造人間であり、TVを見た組織が彼女を捕らえるために追っ手を差し向けたのでした。
不幸な境遇を背負ったごく普通の女子高生が、突然特殊能力を持った超人に変貌し、敵を次々に倒していくどんでん返しの展開に胸がすかっとする気分を味わえます。
▼Amazon Primeで鑑賞

The Witch 魔女(字幕版)
お勧め度:
今回は怒らせたら怖い女性をヒロインとした3つの作品を紹介しました。
身近にこんな女性がいたら機嫌を損ねないよう注意して付き合いましょう。
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