『シン・ウルトラマン』冒頭で登場した6体のカイジュウの元となったウルトラQのエピソード

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2022年5月13日に劇場公開された『シン・ウルトラマン』、もうご覧になりましたか?僕は5月14日に地元の映画館で鑑賞しました。

シン・ウルトラマンは初代ウルトラマンをモチーフとしていて、ネロンガ、ガボラ、ザラブ星人、メフィラス星人など初代ウルトラマンに登場したカイジュウ、異星人たちが登場しています。

『シン・ウルトラマン』では怪獣を”禍威獣”と呼んでいますが、ここからは使い慣れた”怪獣”という呼び名で表現させていただきます。

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冒頭で登場したウルトラQの怪獣たち

驚いたのは、作品冒頭で6体のカイジュウたちが次々に登場してきたこと。何と懐かしのウルトラQに登場していた怪獣たちです。

『シン・ウルトラマン』冒頭登場順に古代怪獣ゴメス、巨大植物ジュラン(マンモスフラワー)、冷凍怪獣ペギラ、古代怪鳥ラルゲユウス、貝獣ゴーガ(本作ではカイゲル)、地底怪獣パゴス。

ウルトラQは初代ウルトラマンの前、1966年1月から放送されていたウルトラシリーズ原点となる全28話となる作品で、星川航空のパイロット万城目淳、パイロット助手戸川一平、新聞記者江戸川由利子の3人が偶然に怪獣と遭遇するエピソードを描いた特撮ドラマです。当時、映画でしか観ることができなかった怪獣がテレビで怪獣が観れると人気となり、第一次怪獣ブームの先駆けとなりました。

『シン・ウルトラマン』ではすべてCGで映像化されていましたが、ウルトラQではジュラン、ゴーガ、ラルゲユウスはミニチュア、ゴメス、ペギラ、パゴスはスーツアクターが着ぐるみを着て演技していました。

ではこれらの怪獣たちが登場したエピソードを1話ずつ簡単に紹介していきましょう。

古代怪獣ゴメスが登場する第1話『ゴメスを倒せ!』

高速道路工事中のトンネル掘削中の地底から古代怪獣ゴメスが出現。同じく地底から発掘された白い楕円形の大きな塊(サナギ)から原始怪鳥リトラが生まれ、ゴメスと戦うストーリーです。

ゴメスはリトラが口から放つシトロネラアシッドという強酸液を浴びて息絶えます。『シン・ウルトラマン』では自衛隊の総力戦で倒されたことになっていました。

ゴメスは1964年公開の『モスラ対ゴジラ』で使用したゴジラの着ぐるみを改造したもので、スーツアクターもゴジラと同じ中島春雄。『シン・ウルトラマン』で登場したゴメスも『シン・ゴジラ』のCGを流用したもので、こんなところで意外な共通点があります。

巨大植物ジュランが登場する第4話『マンモスフラワー』

東京都心の中心街、オフィスビルの地下から突然、古代植物ジュランが芽吹きます。ジュランは巨大な根をビル内に張り巡らし人間を捕らえ、無数のトゲから血を吸い成長し、ついにはビルを突き破って巨大な花を咲かせます。花からは毒花粉を噴出し始めますが、空から炭酸ガス固定剤を散布され、火炎放射器で根を焼かれ、やがて枯れ落ちます。

『シン・ウルトラマン』でも同じ方法で駆除されています。

冷凍怪獣ペギラが登場する第14話『東京氷河期』

第5話「ペギラが来た!」で南極探検隊を襲ったペギラが、南極温暖化の影響で北極へ移動中に東京に飛来、東京を氷結させます。ペギラの弱点である南極大陸に生育する苔の成分から抽出した物質ペギミンHをセスナ機から散布され、黒煙を吐きながら東京から去っていきました。

『ウルトラQ』Episode 14「東京氷河期」【冒頭映像公開】− TSUBURAYA・GALAXY Vol.2で配信中! −

『シン・ウルトラマン』では女性科学者が発見したペギラの弱点により駆除されたことになっています。

古代怪鳥ラルゲユウスが登場する第12話『鳥を見た』

通常は文鳥のような姿をした小鳥だが、空腹になると巨大化し、動物を捕食。物語冒頭で動物園の動物を襲い、従業員に重傷を負わせます。タイトル「鳥を見た」は襲われた従業員の証言から。

孤児の少年の手元から警察に保護されたラルゲユウスは夜になると巨大化し、警察署を破壊、街を羽ばたきによる強風で破壊しながらどこか彼方へ飛び去って行きます。

『ウルトラQ』Episode 12「鳥を見た」【冒頭映像公開】− TSUBURAYA・GALAXY Vol.5で配信中! −

『シン・ウルトラマン』でも飛翔による突風で街を破壊しながら飛び去って行ったとされています。

貝獣ゴーガが登場する第24話『ゴーガの像』

美術品密輸団により東京に持ち込まれたゴーガ像の中に潜んでいた貝獣ゴーガの幼体が、レントゲン照射の影響で目覚め巨大化。東京の街を破壊していくが、自衛隊の火炎放射で倒されます。

『シン・ウルトラマン』ではカイゲルという名前に変更され、新設された禍特対と自衛隊の連携攻撃によって駆除されています。

地底怪獣パゴスが登場する第18話『虹の卵』

「パゴストータス」という学名の地底怪獣であり、ウランを常食としています。パゴスは高速で地中を掘り進み、特殊な体内器官から分子構造破壊光線を放射します。タイトルの「虹の卵」はパゴスに襲撃されたトラックから落ちたウランカプセルを見つけた少女が、何でも願いを叶えてくれる”虹の卵”と思い込み持ち運ぶエピソードから。パゴスは最後、ネオニュートロン液を搭載したミサイルを撃ち込まれ、全身の体細胞が風化して粉々になってしまいました。

『シン・ウルトラマン』では禍特対の指揮により駆除に成功とされたものの、駆除方法は明記されていません。映像では粉々になったパゴスの姿が映し出されているので、同じ方法で駆除されたものと思います。


『シン・ウルトラマン』冒頭のわずか1分20秒で紹介されたウルトラQ怪獣たち。CG映像の新しい姿で表現された彼らに驚きと懐かしさを感じました。

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『ウルトラQ』の他、ウルトラシリーズ各話も鑑賞可能。

  • プランと料金無料
    スタンダード 月額 500円(税込 550円)
    プレミアム 年額 19,800円(税込 21,780円)

メディア購入も可能

『ウルトラQ』はDVDやBD、UHDも発売されています。

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