シリーズ最新作「 X-MEN:ダーク・フェニックス 」とX-MENシリーズを振り返る

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X-MENシリーズ最新作となる『X-MEN:ダーク・フェニックス』が劇場公開されたのは2019年6月21日。

本作はX-MENシリーズ通算で7作品目にあたり、X-MEN結成以前を舞台にしたファーストシリーズとしては4作品目となります。

前作『X-MEN: アポカリプス』の10年後の話で、 サイコキネシスとテレパシーの特殊能力をもったミュータントであるジーン(演:ソフィー・ターナー)が宇宙で起きた事故が原因で、自分の中に眠っていたもうひとつの人格であるダーク・フェニックスが目覚め、地球の生命体が全滅しかねない危機を招くという内容。

予告では自分の身体の異変に苦しむジーン、説得する仲間たち、ジェシカ・チャスティン演じる怪しい女がジーンをダークサイドへと導いていく様子が描かれています。

予告のクレジットに「マーベル史上最大の脅威」とあるように、今までのX-MENシリーズを上回る迫力ある作品になっています。

X-MEN: ダーク・フェニックス 本予告【最大の脅威】編

VODではAmazon PrimeVideoで鑑賞できます。

▼Amazon PrimeVideoで観る


X-MEN:ダーク・フェニックス (字幕版)
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過去のX-MENシリーズ

X-MENシリーズはスピンオフを含めると12作品公開されています。
ウルヴァリンシリーズ3作品、デッドプールシリーズ2作品がスピンオフ作品ですね。

スピンオフを除いたX-MENシリーズとは?

スピンオフを除いたX-MENシリーズは計7作品

  • 『X-MEN』(2000年)
  • 『X-MEN2』(2003年)
  • 『X-MEN: ファイナル ディシジョン』(2006年)
  • 『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』(2011年)
  • 『X-MEN: フューチャー&パスト』 (2014年)
  • 『X-MEN: アポカリプス』 (2016年)
  • 『X-MEN:ダーク・フェニックス』 (2019年)

『X-MEN』 『X-MEN2』『X-MEN: ファイナル ディシジョン』 の前3作品がX-MEN結成後を描いたシリーズで、X-MENを率いるプロフェッサーXをパトリック・スチュワートが演じています。

『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』 『X-MEN: フューチャー&パスト』 『X-MEN: アポカリプス』 『X-MEN:ダーク・フェニックス』 の4作品が X-MEN結成前シリーズで若き プロフェッサーX をジェームズ・マカヴォイが演じています。

では各作品を簡単に振り返ってみましょう。

『X-MEN』 (2000年)

記憶を失ったウルヴァリンがプロフェッサーXが運営するミュータント専門学校 「恵まれし子らの学園」 へ連れて来られ、自分と同じような特殊能力を持ったミュータントたちの存在を知ります。
かつてプロフェッサーXの親友だった マグニートー率いるミュータントテロ集団と戦うことになります。

X-MEN実写作品第一弾であり、ヒュー・ジャックマン演じるウルヴァリンが初めてスクリーンに登場した作品です。
彼はX-MENのウルヴァリン役が当たり、一躍有名なハリウッド俳優となりました。

ウルヴァリン以外にもサイクロップス、ストーム、ミスティークなど多くの個性的なミュータントが登場します。

日本ではあまり馴染みがなかったX-MENという存在を知らしめたきっかけとなった最初の作品です。

『X-MEN2』 (2003年)

瞬間移動能力を持つ ナイトクロウラー登場を機に、ミュータント根絶を企むアメリカ政府とプロフェッサーX陣営とマグニートー陣営のミュータントたちの戦いを描いています。

前作のキャラクターが総出演、加えて、 ナイトクロウラー、ウルヴァリンと同様の爪を持つデスストライク、冷気を操るパイロが登場。
前作『X-MEN』を超えるヒット作となりました。

『X-MEN: ファイナル ディシジョン』(2006年)

天才科学者がミュータントを人間に戻す新薬”キュア”を開発。
ミュータントたちは人間に戻るか、そのままでいるか、選択を迫られます。
人類撲滅を企むマグニートーは人類との戦争を始めようとします。

前2作続いたシリーズの完結編となる作品です。

『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』 (2011年)

タイトル「ファースト・ゼネレーション」とあるように、X-MENの前日譚となる作品です。

テレパシー能力を持つチャールズ(のちのプロフェッサーX)とあらゆる金属を操る能力を持つエリック(のちのマグニートー)の出会いから決別を描いています。

チャールズをジェームズ・マカヴォイ、エリックをマイケル・ファスベンダーが演じています。

僕は ジェームズ・マカヴォイを『ウォンテッド』で初めて観ました。
拳銃捌きを独特なアクションで描写した面白い作品でした。
最近、彼は『スプリット』『ミスター・ガラス』で多重人格者を演じていて、悪役のイメージがありますね。

マイケル・ファスベンダーは本作で初めて観ました。
のちに『プロメテウス』 でアンドロイドのデヴィットで登場していました。

『X-MEN: フューチャー&パスト』 (2014年)

ミュータントの生存をかけ、未来と過去のふたつの時代での戦いを描いています。
ヒュー・ジャックマン演じるウルヴァリンやプロフェッサーX役のパトリック・スチュワート、マグニートー役のイアン・マッケランなど新旧役者が総出演する豪華な作品になっています。

『X-MEN: アポカリプス』 (2016年)

監督は『X-MEN』『X-MEN2』のブライアン・シンガーが務めています。

人類の文明誕生以前からミュータントの力を使い、神として世界を支配していたアポカリプスが数千年の眠りから目を覚まし、マグニートーらを従えて世界破滅を企てます。
プロフェッサーXやミスティークらが率いる若きX-MENたちが企てを阻止すべく立ち上がります。
X-MENが正式に組織として始動するまでが描かれます。

ふたりのヒーローを主役としたスピンオフシリーズ

ヒュー・ジャックマン主演『ウルヴァリン』シリーズ

X-MENシリーズでヒュー・ジャックマンが演じたウルヴァリンを単独主人公にした『ウルヴァリン』シリーズが製作され3作品が公開されました。

『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』(日本公開2009年9月11日)

ウルヴァリンの誕生を描く。本編『X-MEN』に続く前章となる作品。

『ウルヴァリン: SAMURAI』(日本公開2013年9月13日)

シリーズの時系列でみると『X-MEN: ファイナル ディシジョン』の後に続く作品。タイトルにSAMURAIとあるように日本が舞台になっています。

『LOGAN/ローガン』(日本公開2017年6月1日)

ローガン(ウルヴァリン)の最後を描く。『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』と『ウルヴァリン: SAMURAI』の続編となる作品です。

ライアン・レイノルズ主演『デットプール』シリーズ

本編であるX-MENシリーズには登場せず、スピンオフ『ウルヴァリン: X-MEN ZERO』でウルヴァリンの敵役として登場したデッドプール(ウェイド・ウィルソン/ウェポンXI)が主役のコメディタッチ単独作品として製作されたのが『デットプール』シリーズです。X-MENシリーズ初のR指定となりました。

デッドプール(日本公開2016年6月1日)

デッドプールの誕生を描く。末期癌の宣告を受けたウェイド・ウィルソンが謎の組織の人体改造手術を受けて不死身の怪人デッドプールに変貌。元の身体に戻すため組織へ戦いを挑む。

デッドプール2(日本公開2018年6月1日)

前作から2年後。自分のせいで愛する女性を失ったデッドプールが自責の念から自殺を図るが、X-MENのメンバーに救われる。X-MENに見習いとして入隊した彼は施設で虐待され怒りを爆発させた少年ラッセル・コリンズ(のちのファイヤーフィスト)を救うため悪戦苦闘します。

さらにスピンオフシリーズ 『ニュー・ミュータンツ』ビデオで発売

ウルヴァリン、デッドプールに続くスピンオフとして、X-MENシリーズ初のホラー作品となる『ニュー・ミュータンツ』が製作され、全米で2020年8月28日に公開されました。

残念ながら日本での劇場公開はなく、ビデオのみの販売となります。発売日は2021年3月31日。

VODでも配信されるでしょう。期待して待ちましょう。

Youtube20世紀スタジオ ホーム エンターテイメントチャンネルで予告が公開されています。まずはこちらをご覧ください。

『ニュー・ミュータント』予告編
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