『メリー・ポピンズ』ってどんな作品?
『メリー・ポピンズ』のストーリーと予告映像
1910年のロンドンが舞台で、厳格で気難しい銀行家のジョージ・バンクス一家に乳母として雇われたメリー・ポピンズ。
魔法使いである彼女はバンクスの子供たちを厳しく躾けながらも、魔法を使って部屋を片付けたり、絵の中の遊園地へ連れ出したり、楽しい体験をさせます。
メリー・ポピンズにより子供たちへの愛を気づかされたパンクスは銀行を辞め(クビになったのだけど)、子供たちとの交流を深めていくのでした。
原作はイギリスの作家・パメラ・L・トラヴァースによるファンタジー
本作の原作はオーストラリア出身でイギリスの作家・パメラ・L・トラヴァース。
ウォルト・ディズニーが彼女から映画化権を取得するために実に20年かかっています。
映画化までの経緯は2013年に公開されたトム・ハンクス主演の『ウォルト・ディズニーの約束』で映画化されました。
映画化にあたり、パメラはディズニーに厳しい条件を付けました。
アニメーションはダメ、ミュージカルもダメ。
そして、脚本にも厳しくチェックを入れています。
しかし、最終的にはウォルト・ディズニーの説得により映画化を承諾。
本作は実写ではありますが、実写では映像化が難しい、ペンギンのダンスシーンはアニメを合成するという手法を取っています。
また、パメラが嫌ったミュージカル作品となっています。
アカデミー賞で最多13部門にノミネートされ5部門を受賞
『メリー・ポピンズ』公開されると、興収1億を超える大ヒット。
第37回アカデミー賞で最多13部門にノミネートされ、主演したジュリー・アンドリュースが主演女優賞、ほかに編集賞、作曲賞、歌曲賞、特殊視覚効果賞の5部門受賞しました。
歌曲賞を受賞した挿入歌『チム・チム・チェリー』は世界各国でカバーされ、日本では天地総子、ペギー葉山、九重佑三子、松島トモ子、中尾ミエらが歌っています。
ジュリー・アンドリュースの映画初主演作品
本作はジュリー・アンドリュースが初めて映画の主演を務めた作品であり、彼女は本作で主演女優賞を受賞。
ちなみにディズニー作品で主演女優賞を受賞したのはいまだ彼女だけです。
翌年の1965年、ミュージカル映画の名作『サウンド・オブ・ミュージック』に主演。2年連続でゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞しています。
ジュリー・アンドリュースは『メリー・ポピンズ』と『サウンド・オブ・ミュージック』により、映画女優としての地位を確かなものにしました。
彼女の歌声は本当に素晴らしいです。
『チキ・チキ・バン・バン』の名優ディック・ヴァン・ダイクが相方
1968年に公開されたミュージカル・ファンタジー『チキ・チキ・バン・バン』で主演したディック・ヴァン・ダイクが本作でジュリー・アンドリュースの相方を務めています。
ジュリー・アンドリュースとの息の合った歌とダンスの掛け合いが見どころのひとつです。
Disney+で3作品が見放題
『メリー・ポピンズ』『メリー・ポピンズ リターンズ』『ウォルト・ディズニーの約束』3作品ともにDisney+で見放題鑑賞できます。
Amazon Primeでも鑑賞可能
見放題ではありませんが、Amazon Prime Videoでも鑑賞できます。

メリーポピンズ (字幕版)

メリー・ポピンズ リターンズ (字幕版)

ウォルト・ディズニーの約束 (字幕版)
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DVD、Blu-reyも販売されています。
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